ファン家のマンネは紅一点３ (ページ33)

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みんな何とも言えない顔をしていた。数人はソクミナに憐みの眼差しを向けているけど、それは私に対して失礼なんじゃないだろうか。

JH「と言う訳で、今日からオレとソクミナはAの宿舎にホームステイするから。後はよろしく」

DK「えっ」

JS「ハニ、お土産よろしくね」

JH「任せて」

__「徒歩十分の距離で何をねだってるんですか」

DK「ちょっと、」

JH「じゃあ、そういう事で。ばいばい」

そう言って皆に手を振り、ソクミナの手を引いて玄関を出ていったハニちゃんを追いかける。

本当に中身が入っているのか不安になるくらい軽そうなリュックを担いだソクミナを、私とハニちゃんが押してエレベーターの中に突っ込んだ。

DK「ちょっとちょっと……どういう事？」

__「今大人数の宿舎に戻るのはあんまり良くないでしょ？うるさいし、第一あそこは治安が悪い」

DK「治安……」

JH「だからAの宿舎を借りたんだよ。とりあえず２週間、オレが付き添いで泊まる」

DK「Aはどこに行くの？ホテル？」

__「いや、私も一緒だけど？」

DK「えっ」

JH「今日からオレとお前とA、三人で生活だ。良かったな、オレのおバカさん」

ハニちゃんが面白そうな顔をして、目を大きくしたソクミナの頬を突いた。

その大きい目は、驚いた顔を隠そうともせずに私をじっと見てくる。

DK「な、んで……Aはいいの？だって、」

__「いいよ。寝室を貸してあげるわけじゃないし」

DK「そんな、」

JH「オレとお前はリビング。もう布団と服も用意してある」

DK「い、いつの間に……」

JH「お前がいないから、オレはなかなか暇だったんだよ」

DK「いや、ハニヒョンが許してもミニョニヒョンが許さないんじゃ……」

__「お兄ちゃんには内緒。この話は墓場まで持っていって」

JH「まあどこかで漏れるとは思うけど」

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