３ ページ47
.
この場の進行していたスタッフさんが「この中で生活力が一番あるのは誰？」と全員に尋ねるように聞いた。
「この中で……？」
そう言ってウォヌヒョンと目を合わせると無言で首を振られてしまう。
いや、私も別にウォヌヒョンに生活力があると思って顔を見たわけじゃないんですけど……
この中だったらミンギュ以外に選択肢が無いような気がする。
むしろ、消去法でもミンギュしか残らない。
そう思いながら横を見ると、隣に座っていたミンギュとパチリと目が合った。
そっか、そういえば私もいたっけ。
MG「A」
__「ミンギュ」
お互いがお互いを指で差すと、「どっちか一人に決めて」とスタッフさんが促してくる。
その奥に居たウジヒョンが名探偵のように顔を顰めながら口を開いた。
WZ「なんで一人に決めなきゃいけないんですか？これも何かこれからの事に関係あるんですか？」
MH「……頷いている」
SC「良い事ですか？それとも、悪い事ですか？」
SG「決めないという選択肢は……なさそうですね」
JH「どっちにする？」
__「ミンギュ」
MG「A」
DN「二人とも僕達とは桁違いに生活力はあると思いますが、種類が違うように思います。もう少しヒントは……ああ、無いんですね」
目の前の大勢から目を逸らしてミンギュを見ると、ブンブンと勢いよく首を振られてしまった。犬かな？
仕方なく『ヒントをください』と懇願するように一番偉そうなスタッフさんを見つめていると、一つ唸ってから「じゃあ、よく料理をする方」と渋々口を開く。
__「ミンギュ」
MG「A」
HS「変わってねーじゃん」
MG「だってA、いつもご飯作って食べてるし」
__「ミンギュもそうじゃないの？」
MG「A」
__「ミンギュ」
JS「なんで二人ともお互いに自分だって認めないの？」
MG「オレは本当にそう思ってるから言ってるんだけど……」
__「私は単純に嫌な予感がするから」
MG「えっ」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 866人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：せの
| 作成日時：2019年8月22日 10時
