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__「ホシヒョン、さっきあの女の子達を指差したじゃないですか。あの、右端の」
HS「うん、指した」
__「何人かは話したことはありますよ。去年コラボステージであの中の一人と一緒になったので」
HS「あー……そうだった、そうだった」
WZ「そんなのあったっけ？」
__「ひ、ひどい……ウジヒョンもしかして覚えてないの？」
WZ「おう」
HS「……連絡とかは取ってる？」
__「あの子達とですか？」
HS「うん」
__「いや、特には……会えば立ち話くらいはしますけど」
HS「そっかぁ……」
そう言いながら、ホシヒョンがその方向を見つめる。
ウジヒョンが「なんだこいつ」とでも言いたそうにホシヒョンの横顔を見ていた。
なるほど。
__「連絡先、聞きましょうか？」
HS「……誰の？」
__「あの子の」
HS「……は？」
ホシヒョンが細い目をパチっと開き、丸くなる。
ようやく私が言ったことを理解したのか、顔の前で大きく手をぶんぶんと振った。
風が来て涼しいくらいには勢いが良い。
HS「違う！違うって、そう言う意味で言ったんじゃ……！」
__「じゃあどういう？」
WZ「ホシの言い方も悪いけど、Aも嫌そうな顔するくらいならそんな事自分で言うなよ」
__「嫌そうって……そりゃ嫌でしょ、面倒なんだもん」
HS「とにかく！Aはそんな事しなくていいから！」
慌てふためくホシヒョンに溜息を吐き出すと、ウジヒョンが私と同じような顔をして腕を組んだ。
WZ「A、女子達と交友関係あるか？」
__「ありますよ。会社の子達」
WZ「身内を含めるなよ」
__「……私の連絡先を知ってる社外の女の子は、うちのグループにあんまり興味の無さそうなタイプの人とか」
WZ「ふーん」
__「だいたいお姉さん達が多いですね。でも、面倒見の良いタイプはダメなんですよ」
HS「なんで？A、年上の女の人に甘えるの得意じゃん」
__「そういう人は私を経由して、うちのメンバーと自分の可愛がってる後輩を繋げようとしたりするから」
WZ「だろうな」
__「本人に悪気は無いんでしょうけどね」
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作者名：せの
| 作成日時：2019年8月22日 10時
