２ ページ45
.
「ヒョン、上に誰かいました？二人じゃちょっと多いかも」
「ミョンホ」
「じゃあ連絡してあげてください」
「ん」
そう返事をして、用意した皿も持たずにスンチョリヒョンがソファにダイブしにいった。
リーダー業が相当お疲れなのだろう。
私以外のメンバーがいない空間になると、途端に末っ子気質が顔を出してしまう。
誰かを呼べば若干キリっとしてしまうので申し訳ないと思うけど、作った料理を無駄にするのも勿体ない。
……私も家では末っ子なんだけど、もしかして周りからこんな風に見られてるのかな。うっ、不安だ。
「ミョンホはなんて？」
「すぐ来るって……仕方ないけどちゃんと座るか」
「お茶しかないけど良いかな」
「なんでもいいだろ、オレは一人でも酒を飲むけど」
「……辛い事でもあったんですか？」
「大人になるといろいろあるんだよ、いろいろ」
「二歳の差ってそんなに大きい？」
「お前もあと二年経てば解るよ」
そう言い合っていると、インターホンの音が鳴る。
玄関まで行き扉の鍵を開けると、ミョンホが「よっ」と手を上げた。
「これAに」
「わーい、葡萄だ」
「昨日会社に行った時貰ってさ、いいタイミングだった」
「ご飯終わったら一緒に食べようね」
「ヒョンは？」
「一人で宴会を始めてるよ」
「ええ……こんな真昼間から飲んでるの？」
「ヒョン疲れてるのかな」と私と同じようなことを言いながら上がってきたミョンホが、スンチョリヒョンに手を上げた。
「遅いぞ、ミョンホ」
「連絡が来て五分も経ってないけどね」
既に出来つつあるのか、ヒョンが大口を開けて笑う。
まあ疲れてると酔いが早いって言うし……
そんなクプスヒョンを無視しながら机に料理を並べていると、ミョンホが手伝ってくれる。
MH「これジュニヒョンがAに作り方教えてたやつ？」
__「そうそう、あれから調味料も持ってきてくれて。海鮮と野菜を炒めて大匙一杯」
SC「そういえば先週くらいにジュナも同じようなの作ってたよな」
__「そうなの？食べに行きたかった」
SC「アイツは一人で作って一人で食ってたけど」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1403人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みみ - ま、まって...!姿見に星が写っててカメラ持って拗ねてるってセブチのバラエティかなんかで見た、、！笑既視感！！ (2020年9月25日 7時) (
レス) id: 54f59f67c1 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。頑張ります！ (2019年11月27日 8時) (レス) id: c619cb401b (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - セブチ大好きです最高です気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年11月26日 18時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - ワナワンとBTSとセブチ大好きです最高です (2019年10月3日 19時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ky3mzkさん» ありがとうございます！むしろその三組しか出さないんですが、またお暇なときにでも楽しんでもらえるとうれしいです！ (2019年8月14日 21時) (レス) id: 73addbec04 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：せの | 作成日時：2019年7月30日 13時
