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「ライに会えるなんて、天国ってやっぱりあったんだね‥‥」

天国だと思った。
もう一度目が覚めた時にそこに立っていた彼は、髪が短くて服装も記憶の中とは違っていたけれど、深緑の瞳が間違いなくライだった。

「目が覚めたか」

静かで落ち着いた低音の声。
思わず顔をじっと見つめてしまった。

「ライ‥?」
「君は、何故俺のことをライと?」

ライがベッドの足元にぎし、と腰をかける。
もしかしたら人違いでライじゃない‥?確かにもう何年も前のことだから曖昧になっているのかもしれない‥そんなことを考えているうちにもう一度彼が口を開く。

「5年ほど前に、あの施設で君に似た子をみたことがあるんだ。その時の子は救えなかったが‥‥君と同じ髪と瞳の色をしていた」
「それ‥」
「‥姉か?悪いことをしたな‥」
「それ‥わたし、ライはその時髪が長かったでしょう?服も真っ黒で」
「‥?でも、君姿が変わってないぞ‥?」
「ライを見る何年も前から、ずっと大きくなってないよ、やっぱりあなたはライなの?」

深緑の瞳がわたしを真っ直ぐにみて、そうだと呟いた。

「ライは組織潜入時のコードネームでね、本当の名前は赤井秀一と言うんだ」

施設内に誰もいなくなる少し前、ライの所属するFBIと日本の警察の手によって組織は壊滅したと説明してくれた。あの日、研究員が証拠隠滅のために仕掛けた爆弾を排除するために来ていたことも。

「ライ、わたしライに会いたかったよ」

最後と思った時に思い出すくらい、とても綺麗な瞳だったから。

「助けてくれて、ありがとう」

それからライは時間を見ては、わたしの居る部屋に来てくれた。ごはんを少し食べられるようになれば、目尻を下げて頭を撫でてくれた。廊下を往復した数を自慢すれば、外に出た時のためにと歩きやすい靴を持ってきてくれた。夜は暗くて怖かったけれど、おおきなくまのぬいぐるみをくれた。
施設とは違って窓の外を見れば月も星も街の灯りも見えるから、眠れない夜は本を読んで過ごした。

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設定タグ:赤井秀一 , 名探偵コナン , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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- 気長に待っています。 風邪引かないようにしてくださいね。 (3月22日 22時) (レス) @page22 id: d6bc443752 (このIDを非表示/違反報告)
みにo(プロフ) - 月さん» コメントありがとうございます(*´꒳`*)♡うれしいです〜!♡ (3月20日 22時) (レス) id: 36c68c6318 (このIDを非表示/違反報告)
- 続き待ってます! (3月18日 13時) (レス) @page22 id: 4c62b98933 (このIDを非表示/違反報告)
みにo(プロフ) - あやなみ。さん» こんにちは(о´∀`о)コメントありがとうございます‥!♡読んでくださってうれしいです!ボード‥がよくわかっていなくてどうしたらいいものか‥💦すみません‥(゜□゜;)ありがとうございます✨♡ (3月13日 23時) (レス) id: 36c68c6318 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - みにoさん» こんにちは!とても面白いです、もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます☺️ (3月12日 21時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みにo | 作成日時:2023年11月12日 0時

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