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その後、Aを付け狙っていた残党達は芋蔓式に検挙され、徐々にではあるがAも赤井と共に外出が出来るようになっていった。
※
「なかなか、調子が良くならないな」
季節外れの肌寒さが訪れた翌日頃から、Aは微熱が続くようになった。
「ん、でもこれくらいへいきだよ?どこもいたくない」
起床の時間に熱を測り、心配する赤井にAはしゃき、と背筋を伸ばしてみせた。しかし白い頬は紅潮し、桃色の瞳は熱のせいでいつもより潤み、睫毛を濡らしていた。実際、熱はそこまで高くない割に、身体に力も入らずベッドに臥せるばかりだった。
赤井はAの額に当てた手を頬へずらし、優しく撫でる。
「!」
小さく震えたAがわずかに体を引いたので、赤井は静かに手を離す。
「大丈夫か?」
「うん、なんでもない」
「なぁ、A。明後日に行く予定だったが、早めて医療チームに診てもらわないか?」
「‥だめ、シュウのおしごとのがだいじ」
Aは首をふるふると振る。
「しかし‥」
「へいき」
「急に体調が悪化したら困る」
「寝てたらへいきだよ」
「殆どベッドから出られていないだろう?」
「‥そんなこと、ない」
「いいや、昨日からは俺が全部食事を運んでるぞ」
「‥シュウ、めいわくかけてごめんなさい‥」
「謝らせたいんじゃない、食事を運ぶのも迷惑じゃない。心配なんだ。気になるならこれで仕事をしながら連れて行くから、な?」
タブレットを指差して言う。
「でも‥」
「仕事は遅れないから問題ないだろう?ほら」
「でも‥でも」
「Aの体調が1番だ、支度しよう」
赤井に押し切られ、Aはしぶしぶと頷く。右腕に抱きかかえられるとAは小さく震えていたが、しばらくするとそっと体を寄せてきたので、赤井はそのまま医療チームの元へ向かうことした。
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雫 - 気長に待っています。 風邪引かないようにしてくださいね。 (3月22日 22時) (レス) @page22 id: d6bc443752 (このIDを非表示/違反報告)
みにo(プロフ) - 月さん» コメントありがとうございます(*´꒳`*)♡うれしいです〜!♡ (3月20日 22時) (レス) id: 36c68c6318 (このIDを非表示/違反報告)
月 - 続き待ってます! (3月18日 13時) (レス) @page22 id: 4c62b98933 (このIDを非表示/違反報告)
みにo(プロフ) - あやなみ。さん» こんにちは(о´∀`о)コメントありがとうございます‥!♡読んでくださってうれしいです!ボード‥がよくわかっていなくてどうしたらいいものか‥💦すみません‥(゜□゜;)ありがとうございます✨♡ (3月13日 23時) (レス) id: 36c68c6318 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - みにoさん» こんにちは!とても面白いです、もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか?これからも更新応援してます☺️ (3月12日 21時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みにo | 作成日時:2023年11月12日 0時