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程なくして、赤井とAも尾行や監視に細心の注意を払いセーフハウスへ帰宅した。
その間もAは赤井と手を繋いだ上で、服の裾を掴んでぴったりと離れなかったので、シャツの裾が小さな手で握った皺がすっかり付いていた。
赤井はAを引き連れたまま家の中を隈なく確認する。それから寝室からくまのぬいぐるみを運び、Aと共にソファへ座らせた。
「シュウ‥‥」
心配そうに見上げるAの帽子を取ると、赤井は膝を着いて優しく笑い、耳と頭をくしゃくしゃと撫でる。
「手足も冷えているから、何か飲みものを淹れてくるよ」
「うん」
「OK、くまちゃんと待っていなさい」
「うん」
ミルクとコーヒーの入ったマグカップとお皿に入れたクッキーを持って来た赤井が隣へ座る。
「甘いものも食べるといいぞ」
「うん」
マグカップを受け取ったAはこてんと赤井にもたれ掛かり、ゆっくり口をつける。
「A、大丈夫か？」
「うん」
しばらく沈黙が続いたのち、Aがもぞもぞと動き、ソファの上に正座で座る。
「‥‥シュウ、だっこしてくれる？」
「ん、もちろんだ。おいで」
ぽす、と赤井の腕の中におさまりAはゆっくりと顔を擦り付ける。一度大きく深呼吸すると吐く息と共に沈み込むように体を預けた。
「お散歩、楽しかったよ。つかまったのはこわかったけど‥シュウが助けてくれたし、ありがとう」
「あぁ‥悪いやつらはみんな捕まえるから、今度は公園に遊びに行こう」
「ふふ、シュウかっこいいね」
「そうか？」
「正義の味方みたいだよ」
「そうだな、Aにとってはいつもそうありたいな」
赤井が包むようにAを抱いて会話を続けると、次第に冷たかった手足も温かくなり、自然な笑顔に戻っていくのだった。
° . *。+.。o ° * ○ ．× *・。° o ＊. ° * 。
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ありがとうございます！(*´꒳`*)うれしいですー！♡
シュが目の前で仔猫ちゃんを拐われるのはないかな‥‥とも思ったんですが、仔猫ちゃんがパッと手を離してしまったのと、気配を消して近付くのだけはとっても上手だった残党くんということで‥許してもらえると助かります(∩´ ꒳ `∩)へへ‥
先日コメントを頂いてめちゃくちゃ嬉しかったので、よかったら一言もらえたらうれしいです♡(*´◒`*)♡
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雫 - 気長に待っています。 風邪引かないようにしてくださいね。 (3月22日 22時) (
レス) @page22 id: d6bc443752 (このIDを非表示/違反報告)
みにo(プロフ) - 月さん» コメントありがとうございます(*´꒳`*)♡うれしいです〜！♡ (3月20日 22時) (レス) id: 36c68c6318 (このIDを非表示/違反報告)
月 - 続き待ってます！ (3月18日 13時) (レス) @page22 id: 4c62b98933 (このIDを非表示/違反報告)
みにo(プロフ) - あやなみ。さん» こんにちは(о´∀`о)コメントありがとうございます‥！♡読んでくださってうれしいです！ボード‥がよくわかっていなくてどうしたらいいものか‥💦すみません‥(゜□゜;)ありがとうございます✨♡ (3月13日 23時) (レス) id: 36c68c6318 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - みにoさん» こんにちは！とても面白いです、もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます☺️ (3月12日 21時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みにo | 作成日時：2023年11月12日 0時
