Merry Christmas♡番外編 ページ15
「ねぇ、シュウ、サンタさんくるかな」
クリスマスイブの夜。
Aにとっては生まれて初めてのクリスマスだった。持続的に投与されていた薬の効果が切れ、見た目こそ立派な大人の女性になったAだったが、こういったイベントにはまるで幼女のように目を輝かせていた。枕元に大きな靴下を飾り、リビングのテーブルにはクッキーとミルクを。眠る支度をすっかり済ませてふかふかの毛布にくるまっている。赤井はその隣でPCに向かっていた。
「大きな靴下も用意したからな、必ず来るさ」
「もう大人だけど大丈夫かなぁ」
「Aにとっては今年が初めてのクリスマスだろう？サンタはちゃんと知ってるよ」
「そうなの？」
「あぁ、ずっと良い子にしてたのにプレゼントを贈れなくてすまない‥‥と、今年は大層豪華になるに違いない」
「たいそうごうかに‥！」
「あぁ、だから安心して寝なさい」
「シュウと一緒に寝たいからこのまま待ってる」
「OK、すぐ終わらせるよ」
何通かメールを送ると赤井はPCを畳み、サイドテーブルへ置く。毛布にくるまったままのAは目線だけで赤井の様子を追っていた。
「本当はサンタさん来なくてもいいの」
「楽しみにしていたのに？」
体温でほかほかに温まった毛布に赤井が滑り込み、Aの身体をそっと抱き締める。Aは嬉しそうに耳を擦り寄せ、尻尾を赤井の腕に巻きつけた。
「シュウが居てくれたら、欲しいものなんてないんだもん」
そう言って目を閉じるAに赤井はひとつ唇に優しくキスを贈る。
「それは光栄だ。ありがとう、Princess」
「ふふ、照れちゃう」
「そうだな、とても可愛い顔をしてるよ」
「‥ん、もうすこし甘めのでもういっかい、いい？」
「もちろん、何度でも。Sweetheart」
啄むようなキスから、蕩けるような甘いキスまで。たっぷり愛を贈られて仔猫は眠りにつき、恋人と、サンタクロースからのプレゼントに囲まれた素敵な朝を迎えるのでした。
° . *。+.。o ° * ○ ．× *・。° o ＊. ° * 。
いつもありがとうございます♡
130人↑の方が仔猫の名前を入れて読んでくださってる思うとわくわくニコニコしてしまいます♡ありがとうございます！
本日はクリスマスなので、おそろしいほど短いですが番外編を挟んでみました♡大人の姿になったので恋人のふたりです₍˄·͈༝·͈˄₎
(ちなみに幼女のうちはほっぺとかおでこのキスまでしかしません、ご安心ください笑)
楽しいクリスマスをお過ごしくださいね⭐︎ミ
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雫 - 気長に待っています。 風邪引かないようにしてくださいね。 (3月22日 22時) (
レス) @page22 id: d6bc443752 (このIDを非表示/違反報告)
みにo(プロフ) - 月さん» コメントありがとうございます(*´꒳`*)♡うれしいです〜！♡ (3月20日 22時) (レス) id: 36c68c6318 (このIDを非表示/違反報告)
月 - 続き待ってます！ (3月18日 13時) (レス) @page22 id: 4c62b98933 (このIDを非表示/違反報告)
みにo(プロフ) - あやなみ。さん» こんにちは(о´∀`о)コメントありがとうございます‥！♡読んでくださってうれしいです！ボード‥がよくわかっていなくてどうしたらいいものか‥💦すみません‥(゜□゜;)ありがとうございます✨♡ (3月13日 23時) (レス) id: 36c68c6318 (このIDを非表示/違反報告)
あやなみ。(プロフ) - みにoさん» こんにちは！とても面白いです、もしよろしければ一緒にボードで会話しませんか？これからも更新応援してます☺️ (3月12日 21時) (レス) id: 861062e758 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みにo | 作成日時：2023年11月12日 0時
