チャイニーズガール 3 (ページ13)

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ハリケーンページ13

ロビンとフランキーは何とか苦戦しながら中庭へ繋がる廊下へと辿り着く

「ルフィは⋯？」
「まだ出て来てねェ様だな⋯振り返ってもあのバカ鎧着てやがるからどこにいるやら⋯」

不気味な呻き声を上げながら追ってくる将軍ゾンビ達に
ゆっくりしている時間もないと突破した扉を見ていると

「ぎゃあああ！ちきしょう出せ！」

扉の上の小窓から棺桶が飛び出しそれはレールで吊るされどこかへ流れていく

「⋯！？今の声⋯ルフィ？！」

「え！？まさかアレに麦わらが入ってんのか！？何やってんだよおい！あのバカ捕まりやがったのか？！追うぞ！ニコ・ロビン！」

「追わせねェ⋯あっあっ⋯ヘイヘイヘーイ！モーンキ！モンキー！モンキ〜！巷で噂のスパイダーモンキーとはおれの事だ！」

一刻を争うフランキーとロビンの前に立ちはだかるのは
将軍ゾンビスパイダーモンキー"タララン"

棺桶は廊下を渡った向こうへと消えていきルフィをどうするつもりかと聞けば

「安心しろお前達も身をもって体験出来る⋯せめて自分達の心配をしろ」

前方に巨大クモ、後方に将軍ゾンビの戦士達⋯

「────これで一味は全滅だな」

スリラーバーク ─ペローナの不思議の庭─

仲間のゾンビを半分は倒した新入りのペンギン

「常識では測れねェ力⋯不可能を可能にする力⋯！全てを吹き飛ばすそのハリケーンの名は"恋"！！」

『サンジー！』
「やっぱりあの犬ペンギン⋯言ってることがバカみたいでほぼサンジ君！」
「A！あのペンギンゾンビ⋯本当にサンジなのか？！」
「おい！犬ペン！サンジの事知ってんのか？！おれ達ゃサンジのマブだから助け⋯」

「ごちゃごちゃとクソうるせェ海賊共！！」

「うわあ！やっぱり俺達には敵なんだ！」

すると前方、遠くから声が聞こえる

「待てローラ〜〜〜っ！」

物凄い勢いで走ってくるのはウエディングドレスを纏った猪

「捕まえてごらんなさい♡ウフフ！ウフフ！⋯見つけたわよ！そこの女ァ！この"泥棒猫"めがァア！」

「え⋯？私⋯？まだ何も盗んで⋯」

「アブ様は渡さないってのよォ！！！」

「誰？！ちょっと待って！！！」

「このレディに手を出すな！」

大きな斧を振り下ろしたローラを新入りが止めに入る

だが⋯「邪魔すんじゃないわよォ！」

攻撃もせず壁に打ち付けられた新入り

「たとえ死んでも女は蹴らん！」

アレを女と認める騎士道に一同は拍手を送る

「ウソップ！チョッパー！A！助けてーっ！！」