チャイニーズガール 3 (ページ11)

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新入リページ11

まるで森のような渡り廊下で四人は自分達の状況を考えた

「当然あっちの建物へ連れて行かれるとこだったわけか」
「連れて行かれてゾンビにされるとこだったかも！！」
「「「ぎゃー！！！！」」」

「A！うずくまってどうしたんだ？」
『⋯あのリスの野郎⋯許さないアル⋯棺で揺られてまた⋯吐きそう⋯⋯っぷ』
「おい！まだ酔ってたのかよ！⋯う〜ん⋯とりあえず吐けるだけ吐いた方がいいな」

チョッパーがAの背中を再びさする

背中をさするチョッパーとウソップはとりあえず逃げようと提案するもナミはこれだけ驚かされ大声を出し逃げ待って怖い目に合わされて採算が合わないと言い出す

「───タダってのはねぇ？⋯あの時ゾンビが言ったセリフ」

確かにあの宝箱から飛び出したゾンビは言った
【財宝置き場はここじゃねェよ〜っ】

「くだらねェ事考えるな！逃げるぞ！」
「バカね！分かってるわよ！私だって怖いんだから！」
「「目がおかしいんだけど！！」」
『あの目は言い出したらきかないパターンのやつアル⋯』

どこへ向かって逃げるか四人で会議していると

「番号〜〜！」と声がし振り向けば三匹のペンギンがいた

「１！」「２！」「あ、３⋯」

「コンニチワ！僕ら」「ペンギンゾンビコンビ！あ！間違えた」「トリオ！トリオだ！おれ新入り」

どうでもいいメンバー状況を聞かされる四人だが

「そして君達の後ろに居るのが仲間の動物ゾンビ達！」

振り返ればとてもどうでもいい状況ではなかった

「「ようこそ！ペローナ様の不思議の庭(ワンダーガーデン)へ」」

「すっごい変なのがイヤって言う程いるー！！！」
『待って！新入りのペンギン！！お前は⋯！』
「知り合いか？！」

一斉に襲いかかる動物ゾンビ達にウソップは火を放とうとするもペンギンゾンビに背後から襲われ慌てて駆け寄ったチョッパーは大きな鉄球の餌食となった

『ナミ！危ないアル！』

チョッパーに気を取られていたナミの背後から忍び寄るゾンビに気づいたがAは少し遅かった⋯

「やめろ！！」

『サンジ⋯』

「おい！新入り！仲間に何してやがる！敵はそっちの女だ！そっちをぶっ飛ばせ！」

「⋯このレディがどこの誰だかは知らねェが⋯⋯俺は死んでも女は蹴らん！」

「え⋯？」

「文句があるならかかって来い⋯クソゾンビ共！」

一方その頃屋敷のルフィ達は⋯
「おーい！あれ？⋯おい！ブビ！お前また何かしやがったのか？！吐け！！」