チャイニーズガール 2 (ページ48)

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研究ページ48

ナミがそう言いウソップやチョッパーもさっき見た
不気味な生物についてこの島の島民であるホグバックなら
何か知ってるのではないかと聞けばこう答えた

「質問の答えならこうだ。おれはあれらが何か分からねェからここに住んでる」

「じゃあドクトルは今ここでゾンビの研究をしているのか？！」

「いかにも！！確かにゾンビと聞けば人は恐怖する！しかし死者蘇生と言い換えるならばそりゃ全人類にとっての永遠の夢じゃねェか！」

誰しも身近に生き返ってほしい人間の一人や二人いる筈だ
だがそれは神をも恐れぬ邪道の医学···
だからドクトル・ホグバックは世間から姿を消し
こっそりとこの島で研究をしているのだと言った

その研究が成功すれば喜ぶ人も多かろうと
チョッパーはホグバックを応援すると言った

「柔軟な考えだな、ありがとうドクトル・チョッパー」

チョッパーは照れながらも憧れの天才外科医と対談し
サインを貰い目を輝かせながら研究室を見せて欲しいと頼んだ

「絶対に研究室は覗くな」

あれ程機嫌良く人当たりのいいホグバックが突然
研究室となると人が変わった様に恐ろしく冷たい声で覗くなと言いチョッパーは背筋がゾクッとした

しかしすぐにシンドリーが持って来たプリンにより
またさっきの気のいいホグバックに戻りテーブルクロスに乗ったプリンを啜り食べる

「ちょっとシンドリーちゃん！プリンくらい皿に乗せてくれよ！」

「世界から皿なんて無くなればいい」

「こういう時のためにテーブルクロスは死ぬほど洗ってあるから安心しろ！」

「お風呂の準備したわよ···あんた達汚いから入ればいい···特にそこのゲロ娘···」

『うぷっ、あぁ、お気遣いなく···ゲロゲロ〜』

「お前飲みすぎだぞ！酔いを覚まさせないと···」

チョッパーがAの背中をさすりウソップはホグバックに船で別れたガイコツ···ブルックの事を尋ねてみた

「いや···知らねェ(アイツの事か？···いや！まさかな···)」

そして屋敷の風呂場···ナミとAは風呂を借りこの屋敷はナミの勘が正しければもうすでにゾンビだらけ···結局外に出るのも何ら変わらない状況ならばいっそ夜になったら逃げ出そうと提案する

「グルルル···中々賢い女だ···」

「誰？！」
『えっと···確か···だめアル···頭が回らない〜』

湯船に入り飲みすぎて頭が回らないAと
声の主を探すナミ···

「え？何？！手が勝手に···！」

ナミは何者かに浴槽から引きずり出され壁に貼りつけられる

『ナミ！！』」