チャイニーズガール 2 (ページ22)

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後半ノ名ページ22

ねーちゃん、ねーちゃんと声をかけるチムニーに
ナミは大声で「今！盗〜聴〜中〜！！」と叫ぶ

「そんな大声で言うことかい」

『ハハハ！あんな大きな声出すと裏まで聞こえるアルよ』

そしてコビーはその画期的な発明の裏にはいつも必ず軍の科学者"Dr ベガパンク"が居て彼の功績を話した

「ふーん。何かすげェのが居んのか！」

この世界は凄い人だらけだとルフィと会う前はどれだけ狭い世界で生きていたのかを思い知ったと話すコビー

そしてアルビダの船で会った時の思い出話に花を咲かせる三人の盗聴電伝虫を切りナミはプールへと戻って来た

『もういいアルか？』

「えぇ！よーしっ！私も泳ぐわよ！！」

そんな楽しい時間にも終わりは来てしまう

「えー！もう帰んのか？飯食って行けよ！メシ！」

一味はコビーとヘルメッポの見送りに出て来る

「僕らは敵同士···馴れ合う訳にはいきませんから···ルフィさん！」

コビーはこの偉大なる航路(グランドライン)の後半の呼び方を、赤い土の大陸(レッドライン)の向こう側に広がる最後の海の呼び名をルフィに教える

「人はもう一つの名前でこう呼ぶんです──────」

──────────新世界──────────

「新世界···！！」

「次の時代を切り開く者達の集う海！その海を制した者こそが"海賊王"です！ルフィさん！···僕らまたきっとそこで会いましょう！」

今度はコビーはルフィを捕まえる、もっと強くなって···

「僕はいつか海軍の···た、大将の座についてみせます！！」

調子に乗ったと恥ずかしがり暴れるコビーにルフィは言葉をかける

「俺と戦うんだろ？だったらそんくらいなれよ！当然だ」と
今度会ったらもっと強くもっと凄くなると笑わず言った

コビーは自分でも口にしただけで倒れそうな夢なのに
笑わず真剣に疑うことなく真っ直ぐ信じてくれる姿に涙が溢れ出す···

「何だ、泣き虫は治ってねェな？コビー」

「お二人に今日また会えて本当に良かった···！」

この一味を追いかけるのは本当に苦難の道である事を実感する

「僕ら！もっと強くなりますから！必ずまた新世界で会いましょう！」
「覚悟してやがれお前ら！今に度肝を抜いてやるぞ！ひぇっひえっひぇ！！」

拳を突き出しまたの再開を誓いコビー達は走り出す

「ルフィ···お前またとんでもねェ敵を生み出したんじゃねェか？」

「コビーはやる男だ。俺は知ってんだ」とその後ろ姿に大きく手を振り笑いながらゾロに言った