イイワケ ページ21
『未来が見える訳じゃないアル···ただ少し先の事まで知ってるだけネ···それ以上の事はどうなるか···』
「そうか···」
「いくらじいちゃんでもAは渡さねェぞ！？」
「馬鹿もん！とりあえずお前らはワシの孫なのでこの島で捉えるのはやめた！──と軍には上手く言い訳しておくので安心して滞在しろ！」
「言い訳になってないので逃げられ事にしましょう」
「何よりワシは二人の付き添いなんでな！コイツらとゆっくら話せ！わし帰る」
「うん、じゃあな」
「軽すぎるわー！！惜しめバカ者！久しぶりのじいちゃんだぞ！」
「どうしろってんだよ！俺は殴られただけじゃねェか！」
「それでもワシは孫に愛されたいんじゃ！！」
帰ると言ったガープにルフィがあっさり返答したのが気に入らず殴り飛ばすガープと珍しく正論なルフィ
「あの身勝手さ···すごく血の繋がりを感じる···」
嵐の様なじいちゃんが去って行きルフィとナミ、A以外は部屋に残る
「ルフィは？」
「裏でコビー達と話してる」
「おめェはいいのか？ダチなんだろ？」
「懐かしいけどな···コビーを救ったのはルフィだ」
「ナミとAも居ないな···ナミは海軍の話を聞きたがってたのに」
「あの二人ならココロさん達とプールへ行ったわよ」
「え〜♡ナミさんとAちゃんの水着〜？？飲み物でも持って行こう！！」
「それより話ときたい事がある···今回Aまで攫われちまった理由だ···」
───────海軍本部──────
「それにしても厄介な者が現れたな···」
「未来が見えるとはァ···何かの能力者ですかい？」
「どのみちその娘を野放しにしておく訳にもいかんじゃろ···未来が見えるとなれば奴らを追い詰めても逃げられちゃあ厄介じゃけェ」
「仕方あるまい···」
一方その頃ルフィとコビー達は裏の瓦礫の山に腰掛け話していた
「ほんじゃお前らもあの山越えて
「いえリバースマウンテンは───」
コビー曰く軍艦の船底には海楼石が敷き詰められ海楼石には海と同じエネルギーが発されている為100%ではないがカームベルトを抜ける事ができそのルートでやって来たとの事だった
それを盗聴専門の電伝虫で聞きプールサイドのデッキチェアで何やらメモを取っているナミ
「だからその船が海上を通り抜けても海王類は船の存在に気づかないんだ！···軍の科学者も流石ね！」
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作者名：まめごはん | 作者ホームページ：https://plus.fm-p.jp/u/dryflower
作成日時：2022年10月6日 1時
