バスターコール ページ1
触れられた部分の力が抜けサンジの異様な姿を思い出すナミ
「─────抜けてた力が少しずつ戻ってきた！」
以前とし余裕綽々のカリファ目掛けて雷を落とす
「余裕ぶってるからそうなんのよ！」
ナミの攻撃は確かにカリファに当たった
だがカリファには全く効いていなかった様で再びナミの前に現れる
「泡になって消えた···？」
「私は"アワアワの実"の実を食べた全身泡立つ"石鹸人間"」
一見、戦闘能力向けでは無さそうなその能力だがナミはさっき力が入らなかった事を指摘され気づくが時すでに遅し
「力が抜けて···さっきも私が床の泡を踏んだから···」
力の入らないナミに強烈蹴りを入れカリファは言った
「私の体から出る泡はあらゆる物を削ぎ落とす···汚れやくすみは勿論力も···そして忘れて欲しくないことは私が暗躍機関の殺し屋だということ」
ナミがクリマタクトを振り上げるもカリファに体を触られ足が滑りまともに立ってもいられない
───司法の塔 "正義の門"間 海底地下通路
ロビンは声がしたような気がして立ち止まり振り返る
「おい！この生きてるだけで犯罪女！止まるな！ルッチ、引っ張って来い！」
ルッチに腕を引かれロビンはまた歩き出したその時···
「ロ〜ビ〜ン！！！」
「んな！何だ今の？！声がしたぞ！！」
「長官はニコ・ロビンを連れてどうぞお急ぎに···」
ルフィが目の前の扉を壊し中へ入った時そこで待ち構えて居たのはルッチただ一人だった
現在入手したのはクマドリの所持していた三番の鍵、フクロウの四番の鍵···残る敵は5F"カリファの部屋"カリファ
4F"狼の間"カク、ジャブラ···
「······よく来た」
「あー！お前は鳩のやつ！！」
そして信じられない事が起きる
スパンダムはルフィの声を聞き動揺が隠せずバスターコール専用のゴールデン電伝虫と通信用の子電伝虫を間違って押してしまった
けたたましいサイレン音が鳴り響く海軍本部では
バスターコールの準備が行われ軍艦10隻の出航準備と中将5名が召集されるという緊急非常事態が発生していた
そして子電伝を通常エニエスロビー全体にスパンダムの声が響き渡る
「寄りによってバスターコールをかけちまった〜っ！！」
「今すぐ取り消しなさい！大変な事になるわ！」
一緒にいるロビンの声も通信により聞こえて来る
そんな事も露知らずスパンダムはもう止められないと開き直り自分の出世の為なら部下の命もどうでもいいと言い放つ
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作者名：まめごはん | 作者ホームページ：https://plus.fm-p.jp/u/dryflower
作成日時：2022年10月6日 1時
