#心の内 ページ16
．
「 少しだけ、なめてたんだ、関西の先輩達からは 東京のレッスンは厳しい とか ハードだ とか言われてたけど、そんな大袈裟だなって、
けど、実際に東京の子とレッスンをしてみたら想像以上にハードで、いつもと違って全然体も頭も追いつかなくて、
振付師さんに言われたことも間違ってなくて、きっとこの程度でついていけないんだったら向いてないのかなって思っちゃって、ただでさえ私要領悪いのに、笑
今日のことがなければ考えも変わってなかった。 」
「 考え、？ 」
「 なんでこんなに東京と関西では差があるのかなって、関西の方が東京の子たちより絶対努力してるって、けどその考えは間違ってた。
東京の子たちも関西と同じようにたくさん努力してる、無数にいるJrの中で前に立つために、埋もれないように。関西は少しでもメディアに出れるようにとか、偉い人に目を付けられるようにとか、東京と違ってメディアに出る機会が少ないから頑張らなきゃって、
けど東京の子たちもそれは同じだったんだ、活動する場所が違うだけで同じくらい努力してて同じくらい辛い思いしてるんだなって今日改めて考えされられた。
だから、私は女で、他の子とは違って目をつけられたりすることは多いけどそれは自分の実力じゃなくて珍しいからで、もっともっと努力しなきゃって、ダンスで認められたい、歌で認められたい、その気持ちが強くなって
だからこそ今日あんなこと言われて確かにメンタルはやられたけどここで頑張れば、認められるかなとかそう考えられるようになった。だから、今はもうあんなこと言われたけど辛くはないかな、」
今までの心の内を北斗くんにさらけ出した。
．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 77人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みい | 作成日時：2020年4月14日 15時
