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Aちゃんと出会ってからニ度目の。
記念日を大切にしてくれる彼女と開く1ヶ月、半年、クリスマス、1年目、と何回か目の小さなパーティーをする。でもアイドルなんて変わったことをしている俺にはそんな日にも当たり前のように仕事はあって、よりによって遠方での取材だったりもする。しかも前日から3日も泊まり込み。
「 はぁ〜〜〜〜〜〜 」
っるさしげ!!ため息! なんて淳太にすら言われるレベルに落ち込んでるとは言え、そんな日を忘れたりしない彼女にはきちんと0時00分にお祝いメッセージは頂いている。のだが
会いたいんだよなぁ…なんて柄にもないことを思ってしまうのは何故だろう。今日が仕事だと知ったときはそりゃあショックを受けたし、まぁだいぶ前から決まっていた仕事で仕方がない。もちろん彼女に伝えたときは強がったのだけれども。
「 しげ〜〜?はいプレゼント 」
と渡されたその袋には神ちゃんと神ちゃんの彼女からという二着のルームウェアが入っていて。絶対Aちゃん好きだと思うんだ〜〜!って彼女が言うからこれは二人からのプレゼントな(笑)って。
そんな神ちゃんの優しさに救われたようなそんな感覚で、ちょっぴり感動した。ちょっぴり、な。
「 しげぇ、」
後ろからの声に振り向けば、小瀧がウインクをしてこちらを見ていて。きもいな(笑)なんて思っていたら、小瀧が。なぁマネージャー。しげの撮影一番に終わらせよ!俺、別に最後でええよ〜〜!!
「 へぇっ??小瀧? 」
いつもなら一番早く撮影を終わらせて帰宅する小瀧だからこそ驚いた。ありがたく全部のカットを一番始めに終わらせてもらった。
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作者名:眠 | 作成日時:2019年7月1日 9時