残り5日 ページ3
幼い頃の自分の夢を見た。両親が目の前で倒れている夢。もうそれは動かない。さっきまで手を繋いで歩いていた。久々に家族で出掛けていたのに…
今日はいつもより遅めに起きた。昨日とは近い、カーテンからは暖かな日差しが差し込んでいた。
ご飯を買いにいこうと家を出た。すると、昨日とは違い太陽が輝き、人がたくさんいた。皆、嘘だと思っているのだろう。こんなにも綺麗な快晴だから。
心なしか、太陽が小さい気がする。
今日は、コンビニにも店員さんがいた。軽く朝食兼昼食を済ませ、街を歩くことにした。
残り5日ということを感じさせない賑わい。危機感ないのは僕も同じだが…
歩いていると中学時代のクラスメイトに会った。
「お前今暇か?」そう言われ、近くの全国にチェーン展開しているカフェに入った。
僕はアイスコーヒー、彼も同じものを頼んだ。
「信じてるか?」
僕は彼の真面目な質問に首を縦に振った。彼とは特に仲が良い訳ではない。しばしの沈黙。彼のアイスコーヒーが底をついた。
「また会えたらいいな」そういい、お金を置いて帰った。
賑やかな店内。僕はもう少しここにいることにした。
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兆巴(プロフ) - 永羅さん» ありがとうございます!!過大評価しすぎですよ;; (2015年6月10日 18時) (レス) id: ab15b5200d (このIDを非表示/違反報告)
永羅(プロフ) - とても素敵な作品だと思いました。占いツクールでは珍しい文章かな、と思いながら読み進めさせていただきましたが、このサイトでこれほど素敵なオリジナル作品に出会えるとは思っていませんでした。また続きを楽しみに待っています。 (2015年6月10日 17時) (レス) id: 131249634c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:兆巴 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/mnk39391/
作成日時:2015年5月27日 20時