げいひめ２。

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リ「これ着て」

「、、あんたいよいよキモさレベルやばいで？」

リ「いいから、着てって」

「だるぅ、、」




Aの家に帰る前に寄った、ドンキの袋を渡す。

めちゃくちゃめんどくさそうなのに、

ちゃんと着替えてくれるところに愛を感じる。




「、、うわぁ」

リ「、、最っ高」

「癖を出してくんなて、ほんまに、、」


ピッタピタの丈の短い柄柄のトップスに、

デニムのショートパンツ。

THEギャルの服装は、マジで昔のAみたい。





「昔着てたやつとほぼ同じやん、こんなん」

リ「そやろ、だからそれにしたんよ」

「よー売ってたな、てかよー覚えてたな」

リ「覚えとるやろ、普通」



、、惚れた女の服装なんていやでも覚えとるやろ。




「、、おいおいおい！正気かリリー」

リ「正気も正気」


ソファにそのまま押し倒す俺の目を見て、

「いや目怖いねん！」なんて言うてくるから。



リ「、、昔からの夢叶うんやから仕方ないやろ」

「はぁ？うわっ、、！」
















「、、ギャルがええならそのへんで拾てこい」

リ「いやー最高やったなまじ。またしよ、これ」

「するかぁ！」



メイクはよれて、巻き髪はボサボサ。

汗ばむ体にひっつくトップス。

もちろん勿体無いから全部脱がしたりせず、

昔のAを、楽しませてもらって。






文句を言いながら、タバコに火をつけて。

「ギャル抱きたいだけやんけー」とか、

「ギャルの身代わりにされたー」とか、ブツブツ。



リ「、、逆なんよな」

「はぁ？なにがやねん」

リ「むしろオリジナルなんよ、Aが」

「え、なに？なんの話？」



頭にハテナいっぱいでタバコの煙を吐くAを

もう一度引き寄せて、軽めのキスをして。




リ「身代わりにしとった。逆に」

「ん？」

リ「昔は抱きたくても抱けんかったから」

「、、えっ」



さすがのAでも、

何を言われてるのか大体わかったらしく、変な顔。



Aを抱けん気持ちを紛らわすように、

Aに重ねてギャルに手を出し続けてたから。




リ「まじやっとギャルの呪縛から解放されたわ。

ありがとな、A」

「、、意味のわからんお礼すな」

リ「言うたろ。前に。」

「、、なにをよ」

リ「Aとすんのに十何年もかかったって」

「、、おもっ」

リ「ふは、かわいー顔しとる」



煙を吐くふりして背けた顔は、珍しく赤くて。

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