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＊
【リリーver】
リ「何しとるん」
「うわぁっ、びっくりしたあ！！」
リ「いや声でか、こっちがびびったわ」
突然現れたかと思ったら
相変わらずのローテンションで声をかける。
ス「リリーさん、すみません。あの今」
リ「告っとるん？なに？ヤリ目？」
ス「いや、ちが」
リ「違うん？ほんまに？言い切れるん？」
ス「ほ、ほんとに好きで」
リ「いつから好きなん？ヤりたいだけじゃなくて？」
「ちょ、リリーどないしてん、こわいこわい」
早口でスタッフを問い詰める様子に、
思わず助け舟を出す当事者。
リ「いやほんま、腹立つんよ、こういうん」
ス「な、なんでですか？！」
リ「どうせ近くにおるしいっとこかみたいな感じやろ」
ス「そ、そんなんじゃ」
リ「いやいや、この間まで他の女追いかけとったん知っとるけど」
「あ、そーなんや」
ス「え、いや、」
温度のない目で淡々と言ってのけると、
さっきまで爛々と輝いてたスタッフの目に炎はなくなり
リ「1回ヤ れるなら、くらいの感じやろ？」
ス「いや、その、、」
リ「そんなんでこいつ選ぶんやめてくれん？」
ス「あー、、」
リ「誰でもいいならそこらにいくらでもおるやろ」
ス「、、、」
リ「なんも言い返せんのやったら早くどっかいって」
ス「、、、すいません」
肩を落として、ため息混じりにそそくさと消える背中。
情けないその姿を、相変わらずの冷たい目で見つめて
「、、いやゴン詰めすぎて引いたわ！」
リ「なんでよ、助けたやん」
「いやいや、怖すぎるて！何あれ！」
リ「だって腹立ったから」
「何がよ？！」
リ「あんな簡単にAとヤ れると思っとる奴が」
「いや大阪1簡単にヤ れるやろ、私なんか」
リ「そんなこともないやろ」
「いやあるやろ！」
リ「、、俺は十何年もかかったし」
「はぁ？！」
唇を尖らし、ふてぶてしい顔。
真意が捉えられなくて、困るA。
リ「…なんかムラっときたからキスしていい？」
「はぁ？！いやほんま意味わからんねんて！」
リ「寝取られってやつか、これが」
「いやちゃうやろ！そもそもあんたのもんちゃうし！」
リ「まあまあ、落ち着けって」
「いやあんたが落ちつ、〜〜っ！！！！」
全力のツッコミは、重ねられた唇によって止められて
息絶え絶えになるまで深く深く探られる。
リ「……絶対こんな顔あいつに見せて欲しくないわ」
「おま、ほんっまふざけんなっ！」
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作者名：よいちょちょちょ丸。 | 作成日時：2022年2月24日 10時
