【ハイキュー】俺の傍にお前はいない。【男主】

41 ページ42

日向side


常波に勝って、伊達工にも勝った。

勝った、勝ったんだ。

……次もコートに立てる！！


菅原「ほら日向、ぼーっとしてないで
早く上行くべ？」

日向「っ、はい！」

青葉城西の試合を見ないと！


『＿＿なぁ、』

階段を登っている途中で後ろから声をかけられ、

振り向けば、゛白鳥沢゛と書かれたジャージを着ている男がいた。

日向「……ん？お前どっかで……あ！！青城と練習試合した時に居たやつだ！！」

『ばっ、声でかい！！！！』

グッと口を掌で抑えられる。

……なんかいい匂いがする。


『……日向翔陽。烏野高校MB。背番号10番。雪ヶ丘中学校出身。＿＿＿影山飛雄の相棒。』

日向「え！？何でそんな知って、っえ！？！？」




『＿＿＿嫌いだ、お前が一番』



ギリッと歯を食いしばる音が聞こえて、俺の口を軽く抑えてた手は、離れていく時に微かに震えていた。

眼は更につり上がって、鋭さに磨きがかかった。


田中「おーい日向、何して＿＿＿」

西谷「大地さーーん！！」


なかなか来ないおれを心配したのか皆が呼びに来た。

が、この状況を見てキャプテンを呼んだらしい。

誰かも分からないような白鳥沢のジャージを着た男に

至近距離で睨まれていれば、
ただ事ではないと分かるだろう。


澤村「おいおいおい君たち！！問題を起こすのはやめなさい！！」

間に入ってきたキャプテンに引き剥がされる。

日向「えっと…」

山口「え、、白鳥沢のバレー部…？」

菅原「うわわ、ほんとだ」


澤村「＿＿で、そんな人がうちの日向に一体なんの用で？」


…多分、この人はここにいる誰もに用なんてなくって、、、

えーと、

えーーーーと、


日向「影山は！！トイレに行ってるぞ！！」

「「「「は？？」」」」


影山、という名前に反応したのが分かった。




『っ、別にどうでも＿＿＿


「俺がなんスか？」


っ』


この人の更に後ろ、にトイレから帰ってきた影山が現れた。

影山「？」

影山が一段ずつ階段を登る度に、この人の顔が強ばっていく。


日向「だ、大丈夫か？」

……心配しちゃうくらいには酷い顔している。




影山「…お前、もしかして＿＿＿＿＿






＿＿＿＿＿＿A、か……？」

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←40

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す