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影山side
初めて会ったのは、もう１０年以上前で。
隣の家に美形な家族が引っ越して来たと
キャーキャー興奮していた母の事を今でも覚えている。
少し興奮気味の母さんに「飛雄も行こう！」と
手を引かれ、回覧板を届けに行ったのが始まりだった。
ピンポーンと、軽快な音が鳴って
ガチャと扉から出て来たのは綺麗な人だった。
「あ！影山さん！！
回覧板、わざわざありがとうございます！」
「いえいえ！こちらこそ頂いたクッキー
とても美味しかったです！！」
ね、飛雄！と同意を求められ
あのクッキーはこの人からだったのか、と
初めて知った。
美味しかったのは事実なので、コクンと頷けば
キラキラとした視線を綺麗な人から送られた。
「貴方が飛雄君ね！お母さんから話は聞いているわ！」
同じ目線にしゃがんで喋ってくれる
この人に悪い気はしなかった。
「あ、そうだ！！Aが庭で旦那と遊んでいるの。
よかったら飛雄君もどう？Aも喜ぶわ！」
Aという、また新しい人物に
首を傾げていると
「良いわね、それ！
飛雄、お言葉に甘えて行って来なさい！」
なんて、母さんにグイグイ押されるもんだから
頭にハテナを浮かべたまま庭へと向かった。
後ろでは、母さんと綺麗な人が
ずっと喋っているのを聞きながら
無邪気な声が聞こえる方へと足を運んだ。
視界が明るくなったと思えば、
俺と同い年くらいの男の子と、
カッコイイ男の人がいた。
「お、もしかして飛雄君かな？」
自分の名前にコクリと頷けば、
一緒に遊ぼうと手招きされた。
素直に従えば、不思議そうな顔をした
男の子と目が合った。
『…だぁれ？』
小さな鈴が鳴くみたいな声音で
コテリと首を傾げたソイツの
光に照らされてキラキラと輝く黒髪が眩しかった。
「…影山、飛雄。３さい」
俺がそう言えば、
不思議そうにしていた顔がパッと明るくなった。
『敷海、A。３さい！』
周りに花が咲くような満開の笑顔で
笑うこいつを見て思う、
______こいつの1番傍にいるのは俺がいい。
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ゆき - まっっっ………て！！！いいところ！いいところで！！！！んんんんん！！！！(悶え)更新のご予定はございませんか？！？！ (2022年12月17日 17時) (
レス) @page42 id: b0d8276e48 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 下と下の方と同じくいいところ！！更新、楽しみにゆっくり待ってます！ (2021年7月27日 22時) (レス) id: e247cabc05 (このIDを非表示/違反報告)
水無月(プロフ) - 下の方と同じくいいところで！！！！！！！！めちゃくちゃ続きが気になります！更新を楽しみにのんびり待ってます！ (2021年7月25日 10時) (レス) id: e283fb9d1f (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - いいところで！！！！！！！この作品大好きです！！なので途中で更新が終わってしまっているのが悲しいです。。。これ以上先は書かれないのでしょうか？？続き楽しみに待っております。 (2021年7月17日 1時) (レス) id: 97a2ee4c1f (このIDを非表示/違反報告)
奏凪(プロフ) - このお話めちゃくちゃ好きです！！更新待ってます！応援してます！！ (2020年12月23日 3時) (レス) id: 78e0e98149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：高崎 | 作成日時：2018年4月1日 23時
