Section１４ ページ15
女なのに力が強いな、と思いながらそのまま倒れ込む
倒れた時に上履きに書かれてある名前を見ると『榛原』と書かれてあった
あぁ、この人、知ってる
中学の時に同じクラスだった人だ
その時も、この人に暴力を振るわれた
雅人君に近付き過ぎだからって
だから、私の名前知ってたのか…
それから数発殴られたり蹴られたりされ、解放された
クスクスと笑いながら榛原は教室から出て行く
殴られた部分がズキン、と痛み、フラフラと人通りの少ない道を使いながら保健室に向かった
「……、先生」
「ほいほーい」
と呑気な聞き覚えのある声が聞こえたかと思うベッドの仕切りのカーテンからリーゼントがひょこりと顔を覗かせた
旭野の惨状を見るなりその声の主であった当真は慌てて駆け寄る
「旭野！？どうしたんだよそれ！」
「当真君…。先生、は」
「先生は出張。けど、俺手当出来っから大丈夫。ま、詳しい話は後だ。とりあえず、そこ座れ」
旭野が座ったのを横目で確認しながらてきぱきと消毒液や包帯などを用意していく
保健室がサボり場だとは耳にしていたがまさか保健室の先生の補佐をしていたとは
旭野の前に座って傷の手当てをしていく
「で、どした？」
「転んだ」
「嘘下手だなー」
「……、」
「誰にやられた？」
当真は視線を傷に向けたまま問い掛ける
優しく静かな声で
それでも転んだ、と同じ事を答える旭野の頬を軽くぺちん、と叩く
「嘘付かなくていいから。これ、何かで殴られた痕だろ。喧嘩の手当てとかするから分かんだよ。
カゲとかゾエには言わねえから。聞かせてくんねえ？」
当真は下から見上げるように旭野を見つめる
その目を見つめ返し、口を開く
＿＿＿全て話し終えると当真はそうか、と短く言い旭野の頭を撫でた
当真は優しく微笑み、立ち上がって消毒液などを仕舞った
そして旭野を抱き上げる
「当真君…？」
「ちと、休んどきな。このまま授業は受け辛えだろ」
「……、うん」
そのままベッドに降ろされ、布団を被せられる
細い指で髪を梳かしながら頭を撫でられている内に旭野は眠りについてしまった
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燕 - 伊紗さん» 伊紗さんもですか…！ 季節の変わり目で体調崩す人も少なくないので、気をつけたいですね…(^^;; (2015年10月4日 12時) (
レス) id: d01b0ff04d (このIDを非表示/違反報告)
伊紗(プロフ) - 燕さん» 実はこの前体育祭の時に軽い熱中症になってしまいました…;;;;ですが、もう完治していてだらだらと過ごしています← (2015年10月3日 17時) (レス) id: 5bf8caec02 (このIDを非表示/違反報告)
燕 - 昨日、珍しく熱を出してしまって… 伊紗さんはお元気ですか？ (2015年10月1日 9時) (レス) id: d01b0ff04d (このIDを非表示/違反報告)
伊紗(プロフ) - 燕さん» 燕さんお久しぶりですー！お元気になさっていましたか…！ (2015年9月26日 21時) (レス) id: 5bf8caec02 (このIDを非表示/違反報告)
燕 - 伊紗さんお久しぶりです！ (2015年9月26日 11時) (レス) id: d01b0ff04d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊紗 | 作成日時：2015年9月25日 21時
