第9話 初めてのアスレチック ページ10
マサイくんに慰められてから、2週間ほどたったある日。
アスレチック動画取ろうと思うんだけど、と収集をかけられた。
嬉しくて嬉しくて、遠足前の子供みたいにねむれなかったのは秘密。
「はい、フィッシャーズのシルクです」
「ﾏｻｲｨ」
「ンダホ！」
「モトキ」
「Aです」
「今回は〇〇というアスレチックにーー」
その後マサイと下でカメラよろしく、と任せられて、みんなはアスレチックに登っていった。
高いね、とか、あいつアスレチックすげぇんだよ、なんて話をしながら、二人で撮影。
しばらくして、ンダホくんも戻ってきて、三人で休憩することに。
「あー、もう無理、ンダホ疲れた」
「ファイトだおデブよ」
『お疲れ様です、ンダホ君』
「二人もおつかれー。まじシルクについてくのきちぃ」
汗だくのンダホくんが、グビグビとオレンジジュースを飲み干す。
目線をアスレチックに戻すと、ンダホくんが私に聞いてきた。
「んねー、Aちゃんはさ、ああいうのやってみたいとかある？」
『アスレチックですか？』
「うん」
『ちょっと興味はあります。でも、怖いの嫌いだから…』
「そっかー。俺もアスレチック出来ないからさ。できない同盟だね」
でも一緒にやれたら絶対たのしいのに！
ってすっごく悔しがってくれる。
変な同情とか、嫌味を抜きにして、本気で一緒にやりたいって言ってくれて。
優しい人だな、ンダホくん。
次は一緒にできそうなものがある所に行こう！って満面の笑みが眩しかった。
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みぞれ - 頑張ってください！この作品好きですっ！ (2017年3月27日 7時) (
レス) id: 931096523e (このIDを非表示/違反報告)
有乃(あの)(プロフ) - 雪桜さん» ありがとうございます、とっても嬉しいです！これからも精進します！ (2017年3月24日 1時) (レス) id: c4fc46a459 (このIDを非表示/違反報告)
雪桜 - ええとこれ好きです頑張ってください (2017年3月21日 21時) (レス) id: bd91b60462 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有乃(あの) | 作成日時：2017年3月5日 2時
