第5話 仲間入り ページ6
そんなこんながあって、とうとう動画撮影しようか、とカメラを用意し始めた。
みんな座り位置を確認したり、カメラの設定確認したり。
私何もすることないけど、いいかな。
おろおろと周りを見渡すと、「あー、いいよ、座ってて」とぺけくんに制された。
そして、諸々のことが済むと、みんなおもむろにソファーに座り始める。
あれ、いつ始まるんだこれ。みんなは普通に喋ってる。
もうちょっとしたら始まるのかな、じゃあ話して待ってーー
「はい、フィッシャーズのシルクです」
「ンダホ」
「モトキです」
「ぺけ」
「俺です(ダーマ)」
「マ↑サイ。と？」
『あっえっ…Aです』
急に始まるパターンね、そういうことか…
「でね、今さらぁーっと自己紹介混じってたけど、正式なる新メンバーを紹介します。」
『あ…えっと、今まで、裏でシルク君の編集のお手伝いさせて頂いてました』
「そう。実はフィッシャーズの一員だったんだよね。で、丁度いい機会だし、今日初めて動画に出てもらいました」
「そんなAちゃん初登場の動画はね、こちら！ーー」
あ、なんか説明してる。ふと目線を移して、目の前のカメラを見つめてみる。
こわいな。カメラ見れない。
「ーーじゃん？だから、どの食べ合わせで食べたら一番まずいのかを検証してみようと思うわけです」
なんとなく話を振られたり、笑ったり。
緊張しすぎて覚えてないけど、この動画がアップされたら、私は【フィッシャーズ】になるんだ。
当たり前のことだけど、何だか嬉しくて。思わず笑みが零れた。
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みぞれ - 頑張ってください！この作品好きですっ！ (2017年3月27日 7時) (
レス) id: 931096523e (このIDを非表示/違反報告)
有乃(あの)(プロフ) - 雪桜さん» ありがとうございます、とっても嬉しいです！これからも精進します！ (2017年3月24日 1時) (レス) id: c4fc46a459 (このIDを非表示/違反報告)
雪桜 - ええとこれ好きです頑張ってください (2017年3月21日 21時) (レス) id: bd91b60462 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有乃(あの) | 作成日時：2017年3月5日 2時
