第38話 離れないでね【*LA編】 ページ42
「着いたねぇ、LA」
普段聞きなれない言語たちの中をやっとの事で抜けて、疲れきった顔で宿泊施設へと向かう。
時差もあって当然夜。
視界もきかない、土地勘もない状態で、だいぶ迷ってたどり着いた自分の部屋。
倒れるようにベッドにダイブした。
『っはぁ、疲れた…』
数分もしないうちに、意識が微睡んできて。
なにもしてないけど、明日早く起きればいっか、なんて甘い考えのまま、アラームを５時にセットして眠りに落ちた。
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*
朝5時半。
俗に言う朝シャンを終えて、1通り準備を終える。
暇つぶしでTwitterで、アメリカ着きましたー！なんてツイートしたり。
ゴロゴロしながら1人で暇つぶしして、だいぶたった頃。
ノックの音が聞こえて、はーいと返事をする。
「あ、起きてた？おはよ」
シルクくんの声が聞こえて、ドア越しにおはよーと返した。
「だほ起きねぇからさ、起こそうぜみんなで。セカンダリー回すしー」
『ん！今行くね』
部屋に入れてもらって、仰向けのまま寝ているンダホくんを揺さぶる。
『おきて、おきて…ンダホくん』
「あとごふん…起きるからァ…ちゃんと起きるってば…」
言葉とは裏腹、全員起きないンダホくんを起こした頃には、もう既に朝ごはんの時間だった。
「俺おなかすいた、ご飯食べたい」
「んだな、飯いこ」
*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*
「うえっふ…」
「やっべぇアメリカ…」
日本とは違ったオイリーな食事に胃もたれを起こしつつ、アメリカ観光中。
『なんか、色々派手だね…アメリカ』
「だよねぇ、俺も初めての海外だから新鮮」
そっか、モトキくんも初海外なんだ。
「あ、あそこガイドブックにのってた！有名な観光スポットらしーぞ」
なるほど確かに、そこにはわらわらと人がいた。
ちょっと行ってみよう、とカメラを回すマネージャーさんを引き連れて、人混みのなかに入っていった。
「あんまり離れないでね」
そう言った、モトキくんの言葉を聞かずにどんどん奥へと。
第39話 あの時、【*LA編】→←第37話 成長【*LA編】
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みぞれ - 頑張ってください！この作品好きですっ！ (2017年3月27日 7時) (
レス) id: 931096523e (このIDを非表示/違反報告)
有乃(あの)(プロフ) - 雪桜さん» ありがとうございます、とっても嬉しいです！これからも精進します！ (2017年3月24日 1時) (レス) id: c4fc46a459 (このIDを非表示/違反報告)
雪桜 - ええとこれ好きです頑張ってください (2017年3月21日 21時) (レス) id: bd91b60462 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有乃(あの) | 作成日時：2017年3月5日 2時
