【QK】憧れだけじゃ終われない！(w/mn) (ページ10)

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Ep.4_ ページ10

大会、当日。

色んなところに挨拶をするらしい。

先輩が問ちゃんと話してる。

いいな、私も話したいんだけど。

そんなことを考えながら、打ち込んだデータを見て押しポイントの確認をしていたら

「Aちゃん！おーい！Aちゃーん！」

なんか微妙に、小声で呼ばれてる気がする。

声のするほうに振り向いてみると、ニコッと微笑む問ちゃんがいた。

『…！あ！！問先輩！！お久しぶりです！！！名前、覚えててくださったんですか！？』

「あ、………ふふ、もちろんだよ。僕がAちゃんの名前忘れる時には言ちゃんの名前すら忘れてるくらいには、ちゃんと覚えてるから！笑」

双子の話は前に部室で2人になったときにたくさんしてくれたのをちゃんと覚えている。

言ちゃんと並べられるって、絶対忘れないってことかな
うち言より忘れられない名前してる？

不思議だな、とか思いながら少し会話をする。

『えへへ、嬉しいです笑
問先輩が主催されてるって聞いて、先輩に会えるのを楽しみにしてました！今日はよろしくお願いします。』

「そうだったの！？うれしいなぁ〜
頑張ってね、都立大の先輩として応援してる」

都立大の先輩として、ね
私はただの後輩、まあそりゃそうだよね。
まだ3回くらいしか話したことないし。

女の子として見て欲しかったなって、ちょっと思ったり。

憧れだったのに、わがまますぎ？