Ep.6_ ページ15
問ちゃんとはあれからずっとLINEが続いてるので、ちょっと聞いてみた。
『水曜日インタビューでオフィスお伺いする予定なのですが、水曜日って問先輩オフィスにいらっしゃいますか？』
少し時間が経って、「水曜来るの！もちろん僕はいるよ〜」と返ってきた。
心が踊るってこういうことなんだなぁ。
今ならアイドルになれそうなくらい、踊っちゃってるよ。
その週は、水曜日までが、異様に長く感じた。
待ちに待った水曜日。
15時の待ち合わせに遅れないように、14:30に最寄り駅に着く。
少し時間を潰しながらオフィスまで行くと、お昼から戻る時間だからか見覚えのある顔と到着が同時になった。
「あれ！Aちゃんじゃん！そういえば今日LINEで来るって言ってたね〜どうぞどうぞ」
『問先輩！！またお会いできて嬉しいです！』
「…っ、今日は取材だよね？編集部の人呼んでくるから、そこで待っててね。」
今日、調子悪いのかな？
なんか言葉に詰まってた気がする。
少し待って、編集部の方と、たまに動画で見る志賀さんがやって来た。
『初めまして。都立大学1年の滝本Aです！本日はよろしくお願いします。』
「初めまして！本日はインタビューお受け頂きありがとうございます。わたくしこういうものです。」
編集部の綺麗な女の方に、名刺を手渡された。
この人は記事の編集と企画をやってるんだ。
そして志賀さんが口を開く。
「初めまして！本日インタビュアーとして対談します、志賀と申します。2人で会議室みたいなところで1時間くらいお話できたらなと思います。よろしくね。」
そのまま会議室に案内され、志賀さんと2人で会話を始める。
壁には大きく、QuizKnockと書いてある。
『すごーい…』
思わず言葉が漏れてしまった。
「ふふふ、すごいでしょ。どうぞ、そこ座って。編集の参考に録音させてもらうけど、あんまり気にしないでね。」
優しい上に仕事も予定通り進められる、すごいぞこの人は。
「じゃ、インタビューを早速始めていきますか。」
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作者名：莉愛 | 作成日時：2024年1月21日 21時
