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有名な彼と私 ページ9

翔平くんは中学3年生になってからすぐに進学する高校を決めたらしく更に練習漬けで毎日忙しそうだった。
全く会えない週が多々あって少し寂しかった。


そんな私も吹奏楽部で後輩ができた。
ずっと歳上の人について回っていた人生だったから後輩ができることがとても嬉しかった。

早速後輩の子達もパートが決まりお互いをよく知るためにパートの1年生も先輩も含めた6人で集まっておしゃべり会をしていた時のこと。




後輩の2人から「先輩方は好きな人とかいますか?」と聞かれ先輩が照れながら彼氏がいると言ってみんなでキャーキャー騒いでいた。
同い年の子も好きな人がいると答えて順番が私に回ってきた。


「私は好きな人はいないです。」

「えー!Aちゃんいるじゃない!」

「え!いないですよ!」

「よく言うよ〜、あんなに仲が良くて好き同士!って感じなのに」


ね〜?と先輩2人と同い年の子が声を掛け合う。
私には何のことか分からず?マークを浮かべていた。

「え!誰なんですか!」
と興味津々に先輩に尋ねる2人の後輩ちゃん。





「ほら!あなた達も知ってる3年生の大谷くんよ!」

「え!A先輩、大谷先輩のことが好きなんですか?」


1年生にもしっかりと知られている翔平くん。
そらそうか、野球の腕がものすごいともっぱら地元では有名人だ。



「いや、別に好きって訳じゃ…「いや、違うのAちゃんだけじゃなくてお互い両思いなのよ!」

きゃーー!と私以外の5人が叫び出した。


「いやいや!違います!幼馴染なだけです!」

と言う私の必死の声も届くはずがなかった。

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みねるば(プロフ) - きまさん» 初めまして!いつも読んで頂きありがとうございます!素敵なコメント本当に嬉しいです…! (2023年4月12日 23時) (レス) id: 70cdba34fe (このIDを非表示/違反報告)
きま(プロフ) - はじめまして!いつも楽しみに読んでいます!みねるばさんの書くお話が大好きです!これからも応援しています♡ (2023年4月12日 23時) (レス) @page37 id: f0d962c024 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みねるば | 作成日時:2023年4月2日 16時

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