やっと ページ22
ずっと楽しそうに私を揶揄い続けた翔平くんは夜遅くに寮へと帰って行った。
見送った流れでかよちゃんが翔平くんも私に会えなくてしょげてたことを教えてくれた。
なーんだ、私のこと大好きじゃん笑
なんて翔平くんの前では口が裂けても言えないけど。
翔平くんは次はお正月に帰ってくる予定らしいけど帰って来れないかも、と言っていた。
それにお正月は私も受験勉強で必死な頃だろう。
きっと次に翔平くんに会えるのは私の新しい学校生活が始まる時だ。
翔平くんがすごくモテていると風の噂で聞こえてきたことは一旦忘れておこう。
夏休みが明けると部活も引退して特にする事がなくなったので取り敢えず勉強に打ち込んだ。
お正月までに超賢くなって余裕綽々で翔平くんに会えるように
…という私の計画は見事に崩れ去り
お正月の休み期間は全て受験勉強へと消えていった。
翔平くんが帰ってきてるとか話も入ってこないレベルに勉強をしていた。
そんな私の猛烈な受験勉強期間が功を奏し、無事翔平くんと同じ高校に通えることになった。
春から1時間程の電車通学になるのでお父さんがスマホを買ってくれた。
勿論最初のメール相手は翔平くん。
早速メールをするとタイミングが良かったのか電話番号とLINEを教えてくれた。
まあ翔平くんは忙しいからそんなに返信も返ってこないし、私も分かってるからそんなにしないんだけどね。
でもお父さんお母さんのLINEに混じって翔平くんの名前があるだけで嬉しかった。
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みねるば(プロフ) - きまさん» 初めまして!いつも読んで頂きありがとうございます!素敵なコメント本当に嬉しいです…! (2023年4月12日 23時) (
レス) id: 70cdba34fe (このIDを非表示/違反報告)
きま(プロフ) - はじめまして！いつも楽しみに読んでいます！みねるばさんの書くお話が大好きです！これからも応援しています♡ (2023年4月12日 23時) (レス) @page37 id: f0d962c024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みねるば | 作成日時：2023年4月2日 16時
