僕らのお姫様

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赤side








…そもそも







「…何で」







橙「へ？」






「何で、メールくれへんかったん」





橙「それは…」




「俺、照史に一番祝って欲しかった」








そう言ったら涙が滲んできた






…カッコ悪







橙「しげ」





「何よ、えっ」






俯いとると照史が抱き着いてきた








橙「しげ俺な直接、直接言いたかってん
自分の言葉で」






「へっ？」





橙「おめでとうしげ、生まれてきて
くれて、…好きになってくれてありがとう」









そう言われた瞬間涙が溢れた






同時に愛しさがこみ上げてきて
強く強く抱き締め返した







「っ、ありがとぅ、」





橙「ふふっ泣き虫やなぁ」






「お前に言われたないわ」

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