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69、ワンチーム ページ24






現場へは七海も一緒だった。


3級術師が3人。2級へ昇格するために推薦欲しいとの事で七海は呼ばれていた。


3人で1級相当の呪霊を祓う。
もちろん怪我のリスクも伴う。帳の中で待機して、その都度治療を行う事になっていた。




『帳の中入ったら私死ぬんじゃない?万が一コッチ来たらさ……やっぱり呪骸貰っとくべきだった……』

「Aの護衛には私が付くのでご心配なく。」

『うわー頼りになるね。』←棒読み




現場に着いた頃には3人の呪術師達は既に到着していて「よろしくお願いします」と頭を下げた。


3人が私の顔を見て「家入さんじゃなくて大丈夫かな?」と話していたのはバッチリ聞こえている。




「今日は5人(・・)でチームですよ。」

「あ…いや、すみません…。」




やーい大人オブ大人に怒られてんの。かわいそうに。

気まずい空気の中始まった。



1級以外にも低級がウロウロしていた。私たちの方に寄ってくる呪霊は七海が祓ってくれた。


3人も頑張っていて、これ以上は戦えないと判断した段階で救護に当たった。





「そろそろ時間ですね。そこのアナタ、Aの事頼みますよ。かすり傷ですら付けたら許しません。」

「ハ、ハイ!!!」




制圧するような声と視線。


七海が行ってから10分ぐらい経った。
怪我をした呪術師の手当ても済んで、呪霊を祓うまで待機中。




「さっきは失礼な事言ってすみませんでした…。」

『気にしないので大丈夫ですよ。』




それから無言が続いた。そんな中寄ってきた低級の呪霊が1体。




「祓います、」




そう言った途端に降ってきた水。
呪霊の攻撃で近くにあった水溜りが私に飛んできた。

すぐに祓われたのだけどずぶ濡れになってしまった。



その後帳も上がって、集合場所に集まった呪術師に手当てをした。




「…!!A!」

『おかえり、怪我はない?』

「そのままでは風邪を引きます。これを…」




差し出されるジャケット。
それ家で洗濯できないやつじゃん、借りれないし。


貸す借りれないの言い合い数回。
勝者は私、粘り勝ち。



迎えに来てくれた補助監督はこの間少し話した女の子だった。




「タオルとブランケットあるので使って下さい!…あ、さっきあったかいお茶も買ったんです、これカイロ代わりに……」




「この間のお礼です」と言い色々貸してもらった。

帰りの車内で急に体温が下がったような気が……
気のせいであってほしい。




70、風邪と不眠はセット→←68、目撃者3名



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さしす - とっても面白い!! ナナミンと夢主ちゃんが尊い・・・!! 応援してます! (2022年5月26日 21時) (レス) @page43 id: 9bbdd85770 (このIDを非表示/違反報告)
星空海月(プロフ) - 尊い……ただひたすらに……。ますます沼にハマってしまいました。 (2022年5月21日 23時) (レス) @page43 id: 8e029f144e (このIDを非表示/違反報告)
- 控えめに言って尊い…! (2022年2月20日 14時) (レス) id: d826e852a9 (このIDを非表示/違反報告)
たぴ - ひゃーーーー照れてる七海サンとか尊い… (2022年1月21日 23時) (レス) @page43 id: cece85a69e (このIDを非表示/違反報告)
くまこ(プロフ) - chiaki0708さん» 長いのに最後まで読んで頂きありがとうございました✨溺愛具合にニマニマしてもらえて良かったです! (2022年1月20日 12時) (レス) id: 73baee915b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:くまこ | 作成日時:2021年9月26日 13時

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