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「なぁなぁ、ビーチバレーしない?」


「5人でか?」




それぞれ選んだ昼食を食べたあと、
萩原はビーチボールを持ってきて提案する。

ちなみに駿東は諸伏の許可がおりたので
かき氷を頬張っている最中だ。




「1人は審判でローテーションすればいいっしょ!」


『3対2でも良いんじゃない?』


「おっ、言うねぇAちゃん!」





シャクシャクとかき氷を食べ進める駿東。
駿東の表情は読めない。





「どうやってチーム分けする?」


「そんじゃあ一戦目は幼馴染みチームでどう?」





構わない、と頷く4人。





「Aが食べ終わるまでの雑談なんだが……」





そう切り出す降谷に、駿東以外のメンバーは
視線を向ける。





「アメリカの学校での部活はシーズン制で
色々な部活が経験できるらしい。

……僕が知っているアメリカの××って高校は
秋季のバレー、冬季のサッカー、春季のテニスは
ほとんどの部員がプロ並みに上手いとか。

シーズンで部活が変わるのに凄いだろ?
しかも同じ人がそれぞれで活躍してたって話だ。
プロチームの監督がスカウトにも来たらしい。」


「そいつはすげぇけどよォ……何でそんな話すんだよ?」




松田がビーチボールを回しながら尋ねる。
降谷はフッ、と笑って肩を竦めた。




「雑談って言ったろ?思い出したから話しただけさ。」


『……ご馳走様でした。待たせてごめんね。』




よいしょと駿東が立ち上がる。
それに釣られて他のメンバーも立ち上がった。




『手加減はナシでね!』


「お、やる気満々じゃん!」




(再び)降谷のパーカーを着ている駿東は
砂浜に立てられたネットの方へ歩いて行く。




駿東と諸伏がネットの前で話す様子を見ながら
降谷が口を開く。




「……さっきの話で活躍してたって人は女性で、
日本とロシアのハーフ。しかも僕達と同年代らしい。」


「「……ん?」」





萩原と松田の声が揃う。





「今は日本にいるとか。」


『おーい3人ともー?』


「おいおい……」


「それってまさか……」





2人の視線が駿東を捉える。
駿東は何かに気付いたらしく、目を細めて笑った。





『バレー、楽しいよね。』

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沙羅(プロフ) - ぴのさん» 初めまして!コメントありがとうございます!なんと!最初から着いてきて下さっていたんですね…!ありがとうございます!!あああ、嬉しいです、面白いって言って貰えるだけで超頑張れます…!もうすぐ続編にいきますので、どうぞこれからもよろしくお願いしますー! (2022年5月3日 13時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - はじめまして!この小説は、始まってからずっと読ませていただいています。とっても面白くて、何度も読み直してしまいます笑オリジナルの部分もとても面白くて、いつも楽しみにしています!お忙しいとは思いますが、これからも応援しています!! (2022年5月3日 11時) (レス) id: dcb92af278 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 空白さん» コメントありがとうございます!長文大歓迎です最高に嬉しいです!!お話は悩みながら構成していたので、そう言って貰えると本当に救われます…ありがとうございます!萩原くんとの絡みも増える予定です!まだまだ更新していきますので、どうぞよろしくお願いします!! (2022年5月1日 18時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
空白 - すみません、思い返したところ警察学校編の単行本からのようでした…!大変申し訳ありません! (2022年5月1日 17時) (レス) id: faefab430e (このIDを非表示/違反報告)
空白 - 3回に分けた長文コメ失礼しました!これからも更新頑張ってください!!応援しています!! (2022年5月1日 17時) (レス) id: faefab430e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙羅 | 作成日時:2022年1月3日 2時

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