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no side
『ひぃぃっ、手！手！！離しちゃダメだからね！！
絶対！！握ってて！！あ"！やっぱ無理こわい！！』
「はいはい。」
「ほら、大丈夫だぞ〜。」
ザブザブと海に入る３人。
まだ波は膝丈なのに駿東はこの有様だ。
『うわぁぁ、死ぬ！死んじゃう！顔が濡れて死ぬ！』
「ア○パ〇マ〇じゃないんだから……」
「いや濡れても死にはしないぞ。」
やっと肩まで波が来た頃、駿東は半泣きで
降谷と諸伏の手を強く握る。
『も、もうここで良いでしょ……？
ねぇ待って何でまだ歩き続けるのバカなの止まって。』
「バカだと手を離しちゃうかもなぁ。」
『嘘ごめん超嘘ついた。すみませんでした。
バカじゃないから離さないでくださいお願いします。』
「(景が楽しそうだ……)」
ずんずんと進んでいく３人(２人)は
足が着かなくなった所でやっと止まる。
泳げる２人は余裕そうにしているが
浮輪で何とか浮いている駿東は必死。
駿東は両手に２人の手、脇で浮輪に乗るという
スタイルである。
『お……おあ……お……』
「浮輪に掴まった方が安全だと思うけど……」
「そうすれば２人で浮輪もAちゃんも
支えられるからね。」
『お、……おぉ、お……』
「日本語忘れたのか？」
『……！！……！……！！！』
「声を出してくれ。」
恐る恐る、と手を浮輪に移動させる駿東。
ギュ、と浮輪に抱き着くように掴むと
どうだと言わんばかりに２人を見た。
「「ふっ、」」
『ｯ……！？』
ビビりまくっている駿東に吹き出す２人。
それでも浮輪の紐を離さないのは優しさだろう。
「ふふ……どうだ？Aちゃん。
浮くだけなら楽しいだろ？」
『う、浮く、だけ……なら……』
「顔が強ばってるぞ。」
『お、おお泳げない人は、海とか、怖いんだぞ、
何かあったら、対応できないからｯｯ、』
「さすがにここまで怖がるとは思わなかったよ。」
そう言って濡れた髪をかき上げる降谷。
駿東はジト目でそれを見ていたが
えい、と指先を動かして降谷に海水をかける。
「うわ、」
『水も滴るいい男だよ。多分。』
「いい度胸じゃないか。やられる覚悟はあるんだな？」
『無い！！』
「そんな断言するな……」
そう言いながら駿東に海水をかける降谷。
やはり優しい彼らは大量にかけることはしなかった。
(それなりにはかけた。)
「「！？」」
不意に駿東が目を見開き、次の瞬間には海に消えた。
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沙羅(プロフ) - ぴのさん» 初めまして！コメントありがとうございます！なんと！最初から着いてきて下さっていたんですね…！ありがとうございます！！あああ、嬉しいです、面白いって言って貰えるだけで超頑張れます…！もうすぐ続編にいきますので、どうぞこれからもよろしくお願いしますー！ (2022年5月3日 13時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - はじめまして！この小説は、始まってからずっと読ませていただいています。とっても面白くて、何度も読み直してしまいます笑オリジナルの部分もとても面白くて、いつも楽しみにしています！お忙しいとは思いますが、これからも応援しています！！ (2022年5月3日 11時) (レス) id: dcb92af278 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 空白さん» コメントありがとうございます！長文大歓迎です最高に嬉しいです！！お話は悩みながら構成していたので、そう言って貰えると本当に救われます…ありがとうございます！萩原くんとの絡みも増える予定です！まだまだ更新していきますので、どうぞよろしくお願いします！！ (2022年5月1日 18時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
空白 - すみません、思い返したところ警察学校編の単行本からのようでした…！大変申し訳ありません！ (2022年5月1日 17時) (レス) id: faefab430e (このIDを非表示/違反報告)
空白 - 3回に分けた長文コメ失礼しました！これからも更新頑張ってください！！応援しています！！ (2022年5月1日 17時) (レス) id: faefab430e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2022年1月3日 2時
