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no side
『お待たせ〜』
「お。お帰り〜遅かったじゃん？」
「またお説教かい？」
『へへ、いつもの事よ。』
「懲りないねぇあんたは。
ま、何はともあれ早く食べちゃいなよ。冷めちゃう。」
へらりと笑った駿東は山田の隣に座り箸を手に取る。
山田吉崎は少し残してあった自分の昼食を
駿東と同時に食べ始めた。
「……A、本当にお説教だった？」
『え？』
不意に吉崎が前のめりになって
駿東の顔を覗き込み、そう言った。
「なんか元気ない。」
『えぇ？そりゃ怒られたら元気なくすでしょ？』
「「いやアンタに限ってそれは無い。」」
『ひでぇや。』
ケラケラと笑う駿東に、吉崎は眉根を寄せる。
「何で怒られたの？」
『……この間書いた反省文に書いてあった落書きを
消し忘れて怒られました。反省しとるのか！！って。』
「え、シンプルにバカ。」
「……ホントにぃ？？」
『そんな疑う？？』
内心冷や汗ダラダラの駿東は
なんとか笑顔を作り続ける。
『……まぁ、今回のお説教の仕方がさぁ……
もう卒業なんだから、って言われちゃって。
そんな時期かぁ……って。』
「あー……」
『２人とさ、配属先が違ったら会えないじゃん？
都合によっては地方に行くかもしれないわけだし。
せっかく仲良くなれたのにちょっと寂しいなって。』
「…………」
その言葉を聞いてうつむいてしまった吉崎。
駿東が慌ててどうしたのか尋ねる。
『よ、よっちゃん……？』
「やめろよばかA〜！！」
『えっ、』
「寂しいとかさぁ！！Aの柄じゃないじゃん！？
私だって寂しいし！！配属先が違っても会うし！？
来るなって言っても押し掛けてやるからな！！」
『よっちゃん……』
「あはは、よっちゃん泣いてる？
……２人とも気が早いよ。まだ１ヶ月はあるのに、」
そう言う山田もどこか悲しそうな顔をする。
『ふふ、ごめんごめん。
…………卒業した後も会おうね。』
「うん……！」
「もちろん。」
顔を見合わせ、潤んだ目で笑う３人。
──────本当に涙を流していたのは誰だろうか。
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沙羅(プロフ) - ぴのさん» 初めまして！コメントありがとうございます！なんと！最初から着いてきて下さっていたんですね…！ありがとうございます！！あああ、嬉しいです、面白いって言って貰えるだけで超頑張れます…！もうすぐ続編にいきますので、どうぞこれからもよろしくお願いしますー！ (2022年5月3日 13時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - はじめまして！この小説は、始まってからずっと読ませていただいています。とっても面白くて、何度も読み直してしまいます笑オリジナルの部分もとても面白くて、いつも楽しみにしています！お忙しいとは思いますが、これからも応援しています！！ (2022年5月3日 11時) (レス) id: dcb92af278 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 空白さん» コメントありがとうございます！長文大歓迎です最高に嬉しいです！！お話は悩みながら構成していたので、そう言って貰えると本当に救われます…ありがとうございます！萩原くんとの絡みも増える予定です！まだまだ更新していきますので、どうぞよろしくお願いします！！ (2022年5月1日 18時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
空白 - すみません、思い返したところ警察学校編の単行本からのようでした…！大変申し訳ありません！ (2022年5月1日 17時) (レス) id: faefab430e (このIDを非表示/違反報告)
空白 - 3回に分けた長文コメ失礼しました！これからも更新頑張ってください！！応援しています！！ (2022年5月1日 17時) (レス) id: faefab430e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2022年1月3日 2時
