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no side
『海ぃ？？』
「そーそー！どう？Aちゃんも行かない？」
『いやぁ……私は別に……』
「つれないこと言うなよ〜」
野外活動から１ヶ月が経ち、
夏真っ盛りになったとある日のこと。
萩原がいつものメンバーを集めて提案した。
駿東の打ち身や捻挫はすっかり完治し、
いつも通りハードな訓練に勤しんでいた。
『……何で海？』
「夏といえば海！それ絶対！
そんでもって俺達には僅かな夏休みがあるだろ？
行くっきゃない！！」
『そっすか……』
「全然響かねぇ！！」
嘆く萩原を冷めた目で見る駿東。
降谷と諸伏は当然だろうな、という顔をする。
「山田ちゃんと吉崎ちゃんも誘ってさぁ！」
『あの２人は帰省するってさ。』
「……それじゃ仕方ない。
Aちゃんも一緒に行こうぜ？イツメンだろぉ？」
『いつにも増してめん……何でもない。』
「面倒臭いって言おうとした？？」
『いえ別に。』
ちょっと！と声を上げる萩原を無視して
駿東はその場を去ろうとするが、
それを止めたのは諸伏だった。
「Aちゃん……せっかくだし、な？」
『……景も言うの？』
「リフレッシュは大事だよ。景色を見るだけでもさ。」
黙ってしまった駿東を見て
松田があ、という顔をして駿東を指さす。
「オマエ、もしかして泳げねぇのか？」
『……』
固まった駿東。
降谷と諸伏が手を額に当てる。
『…………別に、泳げなくないし……』
「あ？」
『…………苦手な、だけだもん……』
「苦手っつってもクロールとかは出来んだろ？」
『…………15メートル位なら、』
「ぶはっ、それほとんど泳げてねぇよ！
Aにも出来ないことあるんだな！」
笑う松田に駿東が殴りかかりそうになるのを
諸伏が必死に引き止める。
「悪いことじゃないから！な！Aちゃん！！」
「誰にでも苦手なモンはあるって！！あっはっは、」
『あ"？？』
「松田は煽るな！！」
「ほら、Aは走るの速いじゃないか。
ずっと50メートル走は6秒台だったし……」
それで十分だろう、と降谷も宥める。
「卒業して配属先が違えば会うことも減るだろうし、
思い出作りにどうかな、」
『…………分かったよ、行くよ。』
むす、と頬を膨らませ答える駿東。
萩原がよっしゃ、と拳を握る。
ちなみに伊達は
萩原が再び嘆く事になる。
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沙羅(プロフ) - ぴのさん» 初めまして！コメントありがとうございます！なんと！最初から着いてきて下さっていたんですね…！ありがとうございます！！あああ、嬉しいです、面白いって言って貰えるだけで超頑張れます…！もうすぐ続編にいきますので、どうぞこれからもよろしくお願いしますー！ (2022年5月3日 13時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - はじめまして！この小説は、始まってからずっと読ませていただいています。とっても面白くて、何度も読み直してしまいます笑オリジナルの部分もとても面白くて、いつも楽しみにしています！お忙しいとは思いますが、これからも応援しています！！ (2022年5月3日 11時) (レス) id: dcb92af278 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 空白さん» コメントありがとうございます！長文大歓迎です最高に嬉しいです！！お話は悩みながら構成していたので、そう言って貰えると本当に救われます…ありがとうございます！萩原くんとの絡みも増える予定です！まだまだ更新していきますので、どうぞよろしくお願いします！！ (2022年5月1日 18時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
空白 - すみません、思い返したところ警察学校編の単行本からのようでした…！大変申し訳ありません！ (2022年5月1日 17時) (レス) id: faefab430e (このIDを非表示/違反報告)
空白 - 3回に分けた長文コメ失礼しました！これからも更新頑張ってください！！応援しています！！ (2022年5月1日 17時) (レス) id: faefab430e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2022年1月3日 2時
