６──14年前 ページ41
no side
「Aくん！」
『あ、ジェイムズさん達。こんにちは。』
駿東が中学３年生になり、
いよいよ進路希望調査を出すという時になった。
そんなある日、養護施設をジェイムズを含めた
数人のＦＢＩが慌ただしく来訪した。
「今から話はできるか？」
『え……あ、はい。じゃあ会議室に……』
ただならぬ雰囲気と
ＦＢＩ達の険しい顔に駿東は大人しく頷く。
会議室に入るとジェイムズ達はカーテンを閉めて
何やら小さな機械を持って室内を歩く。
『……？』
「盗聴器が無いか念の為、だ。」
『盗聴器……』
盗聴器があるのは普通に問題なのだが
そんなに重大な話なのか、と駿東は姿勢を正す。
「……よし。
Aくん、急に訪ねて来てすまない。」
『いえ。』
「さっそく本題に入らせてもらう。
実は「黒の組織」が日本に来るとの連絡が入った。」
『！』
ジェイムズは苦虫を噛み潰したような顔で告げる。
「それも、Aくんを探すつもりらしい。
３人家族ではなく、もう１人いるとバレたようだ。
このままではAくんが危ない。
一時的に海外へ逃げてもらいたい。」
『！！でも、』
「しばらく組織の目から逃れられれば
また日本に戻ってくることも可能だろう。
そうすれば日本で警察官になることも
不可能ではない。」
『……』
駿東は顔色を悪くさせながらも
ジェイムズの様子を伺う。
『……行き先は、アメリカ……ですか？』
「ああ。」
『１人で……？』
「もちろん護衛のＦＢＩは付けさせて貰う。
アメリカの高校に通い、寮生活になるだろう。
寮ならば外部の侵入者が目立つだろうから。」
駿東は考える。
降谷や諸伏と離ればなれになること。
日本で警察について学べなくなること。
見知らぬ土地で生活しなくてはならないこと。
『…………皆が狙われたら、大変ですよね。』
「…………」
駿東は悲しげに微笑してジェイムズを見る。
『分かりました。アメリカに行きます。
形式的には留学、ということで良いんですよね？』
「ああ、ありがとうAくん。
そして本当にすまない。
Aくんのレベルならいい学校に入れるだろう。
幾つかピックアップしてある。」
そう言ってジェイムズは資料を渡す。
駿東はじっくりと目を通して一枚抜き取った。
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の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 沙羅さん» ありがとうございます(´；ω；｀)無理せずに頑張ってください！ (4月25日 6時) (
レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - の〜さん（旧もこ）さん» ご意見ありがとうございます！一応「救済」路線で書いておりますので、余程のことがない限り……という予定です！駿東ちゃん頑張りますのでぜひ見守ってあげてください！(笑) (4月25日 1時) (レス) id: fccd246cdb (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - あと誰にも氏なないでほしいです。 (4月24日 18時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん（旧もこ）(プロフ) - 沙羅さん» コメント返してくださりありがとうございます！LOVEの件もありがとうございます！ (4月20日 17時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - の〜さん（旧もこ）さん» コメントありがとうございます！逆ハー良いですよね♡なるべく多くのキャラクターを出して行けるよう頑張りたいと思います！Loveな雰囲気も出せるよう頑張ります！！更新ゆっくりになってしまっていますが、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします！ (4月20日 17時) (レス) id: fccd246cdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2021年5月5日 13時
