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諸伏side
「あ、あの、さ…………」
「『ん?』」
言ってもだいじょうぶかな。
うるさい、とか言われないかな。
でも……ケガしてたらしんぱいだし、
「ケガ、……してるの?」
そう言うと、Aちゃんとれい君は
それぞれのバンソウコウを指さした。
『あー……これはね、』
「ボクらをバカにするやつらにやられた。」
「!?」
なんで!?
『ほら、色がちがうでしょ?目の色も。
だからいろいろ言われちゃうんだ。』
「ハーフが気に入らないんだってさ。」
『「だからやり返す!」』
ぐっ、と手をグーにする2人。
髪も、目もとってもキレイなのにひどいな。
でも……すごいや。
「か……かっこいいよ!ふたりとも!」
「『え?』」
「すごく、きれいな色だし!
そ、それに、やり返すの、強くてかっこいい!」
思ったことをぜんぶ言う。
2人はまた顔を見てこんどはれい君が
チラチラとボクの顔を見た。
「……ヒロ、」
「え?」
「ヒロって呼んでいいか?ひろみつって長いし。
ボク達もう友達だろ?」
『わ!それ良いねぇ!ヒロ君!』
「う、うん……!」
友だち!!
アダ名、決めてくれた……!
ボクもれい君にアダ名つけたいな、
何がいいかな。
れい……って0のことでもあるよな。
……ぜろ……とか、どうかな。
カタカナでカッコイイ。
「ゼロ……」
そう言えばれい君もAちゃんも
いいね、って言ってくれた。
指をパチンと鳴らしたAちゃんの手をにぎる。
……あれ、ボク、なんで……
ふしぎそうにボクを見るAちゃんに
あわてて手をぎゅとにぎりなおす。
「あ、ありがとう!」
『え?どういたしまして……?』
それからそっと手をはなす。
そうだ、高明兄ちゃんにおしえたいな。
ボクも友だちできたよ!って。
2人に言ってもいいかと聞けば
いいよって言ってくれたから携帯電話を出す。
親戚のおじさんがくれたやつだ。
「高明兄ちゃん!
ボク、東京で友達ができたよ!」
高明兄ちゃんはビックリしてた。
声が出せるようになったのかって。
2人のおかげなんだよ。
ゼロとAちゃんがいたからなんだよ。
「男の子の方は、アダ名が「ゼロ」って言うんだ!
カッコイイでしょ?」
ボクが考えたんだ!
高明兄ちゃんもそうだなって言ってくれた。
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の〜さん(旧もこ)(プロフ) - 沙羅さん» ありがとうございます(´;ω;`)無理せずに頑張ってください! (4月25日 6時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - の〜さん(旧もこ)さん» ご意見ありがとうございます!一応「救済」路線で書いておりますので、余程のことがない限り……という予定です!駿東ちゃん頑張りますのでぜひ見守ってあげてください!(笑) (4月25日 1時) (レス) id: fccd246cdb (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん(旧もこ)(プロフ) - あと誰にも氏なないでほしいです。 (4月24日 18時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
の〜さん(旧もこ)(プロフ) - 沙羅さん» コメント返してくださりありがとうございます!LOVEの件もありがとうございます! (4月20日 17時) (レス) id: 79dfdf41ef (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - の〜さん(旧もこ)さん» コメントありがとうございます!逆ハー良いですよね♡なるべく多くのキャラクターを出して行けるよう頑張りたいと思います!Loveな雰囲気も出せるよう頑張ります!!更新ゆっくりになってしまっていますが、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします! (4月20日 17時) (レス) id: fccd246cdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2021年5月5日 13時