五十四本 ページ7
no side
「近接戦闘に関しては悠仁は頭一つ
抜けてると思うよ。
今覚えるべきは呪力の
そして呪術に関する最低限の知識だね。」
高専の地下に五条、A、虎杖が集まる。
その虎杖はニコニコと五条を見ていた。
「どうしたの?」
「いややっぱ修行つけてもらうなら
五条先生がいいと思ってたから嬉しくて。」
そう言ってから虎杖は真剣な顔に戻る。
宿儺と変わって伏黒と戦った日を思い出していた。
「俺は弱くて誰も助けらんなかった。
それどころか伏黒を殺しかけた。
今のままじゃアイツらに顔向けできねぇよ。
──────強くなりたい。
「最強」を教えてくれ。」
五条はニッと笑う。
Aも微笑ましげに見ていた。
「フッフッ、お目が高い。」
「先生自分で最強って言ってたけどね。」
「ではまずあちらの缶ジュースをご覧ください。」
五条が示した先には2つの缶。
Aは右の缶を弾飛ばし、五条は左の缶を捻った。
「おおっ!?」
「こっちが「呪力」でこっちが「術式」。」
「成程分からん。」
キリッとした顔で言い切る虎杖に
五条は電気と家電の例えを出す。
「「電気」だけじゃちょっと使い勝手悪いでしょ。
だから「家電」に「電気」を流して
様々な効果を得るわけ。」
『……こっちは「呪力」をぶつけただけ。
こっちは「呪力」を「術式」に流して
発動させた呪術で捻ったの。』
五条に軽く喉に封印し直して貰ったAは
普通に話して説明していく。
「つまり!!
これからチョベリグな術式をみにつけると!!」
「いや、悠仁は呪術使えないよ。」
え、と固まる虎杖。
五条は構わず話を続ける。
「簡単な式神とか結界術は別として、
基本的に術式は生まれながら体に刻まれてるものだ。
だから呪術師の実力は
ショックを受けた虎杖が白くなる。
そのままヘロヘロと床へ倒れていった。
「大丈夫?」
「いや俺もサンダーとかファイヤーとか
パワーボムとかできると思ってたから、」
「パワーボムはできるでしょ。大仁田か。」
虎杖が術術を使えないのは
直に虎杖の体には宿儺の術式が刻まれるから。
「できないとはガン無視してこ!!
君の長所を更に伸ばす!
悠仁の体術に呪力を上乗せするんだ。」
五条はそう提案してみせた。
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easy R!!(プロフ) - 面白くて一気読みしちゃいました、wこれからも応援してます! (2020年12月20日 18時) (レス) id: 1f230199f3 (このIDを非表示/違反報告)
ななせ(プロフ) - 作品読ませていただいてます!夢主ちゃん可愛すぎるし、五条先生も理想すぎて…妄想に浸っております…笑。これからも楽しみにしてます!!応援してます(*´▽`*) (2020年12月11日 22時) (レス) id: cde300d373 (このIDを非表示/違反報告)
くらくしょん - コメント返し早くて驚きました!涙 ほんとうに応援してますし感動しました!笑 お世辞じゃないですから笑 (2020年12月6日 20時) (レス) id: 15035c8d2a (このIDを非表示/違反報告)
まかろに - これ、、!!!こういうのを待ってたんです、!!!!夢主と登場人物全ての距離感がたまらないし、原作もしっかりおり混ざったストーリーです!!!!だいすき!!続き待ってます、どんなに長いお話でもこれは読めますっ!!!! (2020年11月29日 19時) (レス) id: 4dde0013b7 (このIDを非表示/違反報告)
勿忘草 - 関係があまりないこと失礼します。アンケートを取られるとこをハプニングと数えるのでしょうか?あ、コミュ症ならエマージェンシーですね (2020年11月28日 12時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2020年11月21日 21時