許嫁で純愛 第２章【呪術廻戦】

八十一本 ページ34

no side





「虎杖君！！！」




呪霊の異変を見つけた七海が呼ぶ。
片手には呪霊を撮影したスマホ。





「んー呪霊ってこういうの写んないんじゃ……」


「落ち着いて聞いてください。
私達が戦っていたのは、」





────────────

──────────

──────





«人間だよ。
いや、元人間と言った方がいいかな。»





七海の携帯から家入の声が響く。
２人は室内に戻り電話をかけていた。





«映画館の３人と同じだな。
呪術で体の形を無理矢理変えられてる。»



「それだけなら初めに気づけますよ。
私達が戦った２人には呪霊の様に呪力が漲っていた。」



«そればっかりは
犯人に呪術のことを聞くしかないな。

ただ、脳幹の辺りにイジられた形跡がある。
恐らく意識障害…錯乱状態を作り出すためだろう。

脳までイジれるなら呪力を使える様に
人間を改造することも可能かもしれん。

脳と呪力の関係は
まだまだブラックボックスだからな。


……そうだ、虎杖は聞いてるか？»


「あ ウス。」




家入に名を呼ばれ虎杖は返事をする。




«コイツらの死因はザックリ言うと
体を改造させられたことによるショック死だ。

君が殺したんじゃない。
その辺り、履き違えるなよ。»


「はい……」





家入の気遣った言葉に虎杖は素直に頷く。
だが七海が電話を切った後、表情は険しくなる。





「どっちもさ俺にとっては同じ重さの他人の死だ。
それでもこれは、趣味が悪すぎだろ。」


「(この子は他人のために本気で怒れるのだな。)

あの残穢自体ブラフで、
私達は誘い込まれたのでしょう。

相当なヤリ手です。
これはそこそこでは済みそうにない。
──────気張っていきましょう。」


「応！！」





立ち上がった七海に応えて虎杖も立ち上がる。
七海は伊地知を呼び、作戦会議を始めた。





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真人と順平の絡みはカッt((




作者、皆さんのコメント大好きです。
優しさとセンスが詰まったコメント素敵。




コメント返信↓↓↓



勿忘草様
五条先生が言うということは
きっとハプニングという数え方なのでしょう((
作者にとって町でアンケートを取らされるのは
おっしゃる通りエマージェンシーです(笑顔)
(コメント２回目ありがとうございます！)



まかろに様
な……なんて嬉しいお言葉を……！！
作者の夢が詰まった作品を楽しんでください((
きっと長く続きますのでぜひぜひ……！！

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