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十八本 ページ19

no side





時は流れて二年後。
2人は十五歳になり東京都立呪術高等専門学校への
入学が決まった。






「Aの制服、勝手にカスタム頼んだけど良い?」






Aは微笑んで頷く。
この頃になると2人はもう、
問題なく会話できるようになっていた。






「制服、ちゃんと首まで上げとけよ?」


『!』





こくん、と頷いたAは
五条の計らいによって包帯を隠せる襟を閉める。





「……あとコレ。」


『?』


「そ、サングラス。俺とお揃い。」


『!……?』


「俺とAは"六眼"持ちだから。
それがバレて知らねぇやつから狙われないため。」


『!』





Aは受け取った丸レンズのサングラスを眺めて
五条と同じように掛けてみる。





『!!』


「ん、似合ってる。」


『!!……!』


「俺も似合ってる?当然だろー?」


『!』





クスクスと笑うA。
五条もAのサングラスに触れながら笑う。





『……た、』


「!……の、し?」


『み……!!』





何も言わなくても会話できるようになったと同時に
Aもまた、一文字づつなら話しても
喉に憑いた父親は悪影響を及ぼさなくなった。


ただそれは、一時的なもの。
水面下では刻々と"呪い"が力を付けていた。





「寮生活って言ってたから多分男女別だよな。
何かあったらすぐ言えよ。」


『!』


「あとAは式神召喚で髪を切りすぎないこと。
せっかく綺麗な黒髪なんだから勿体ねぇ。」


『……!』


「で、反転術式の治療は自分優先。
俺のことは気にしなくていいからな。
他人を治すのは人数制限あるんだから気を付けろ。」


『!』


「それで──────」


『…………』





ひとつひとつ頷いて聞いていたAだが
あまりの多さに途中から
思考がフライアウェイしていた。





「聞いてる?」


『!!!』


「嘘ついてたらデコピンな。」


『ッ……!!』





そして五条のデコピンは非常に痛い。





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更新もどきばかりしてすみません……
ネタバレすると星漿体のお話はまだ書きません。
いつ書くかは秘密です((

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りんごりんご - え、神ですか?こんなに作品の組み立てが上手なの、なかなか無いですよ!神ですか?いや神ですよね? (2021年1月31日 18時) (レス) id: f29ad8ba49 (このIDを非表示/違反報告)
くらくしょん - すごくお話をかかれるのが上手なんですね!、読んでいてとても楽しかったです、これからも頑張ってください (2020年12月6日 16時) (レス) id: 15035c8d2a (このIDを非表示/違反報告)
- 深凪さん» めっさ分かる!唇ちょっとピンクいのがめっちゃ可愛くて、五条先生のカッコいい感じとか余裕がある感じとのギャップヤバくてマジえらい。 (2020年11月30日 19時) (レス) id: 78401eb32b (このIDを非表示/違反報告)
深凪 - アニメ作画良すぎですよね!!私も五条先生の唇ぷるっぷるやんって思ってたので同じこと思ってる人がいて嬉しいです(笑)小説とっても面白いです!更新待ってます!! (2020年11月18日 22時) (レス) id: a6413cd937 (このIDを非表示/違反報告)
真白 - 凄い面白いです!無理のない範囲で更新頑張って下さい! (2020年11月18日 16時) (レス) id: 32b6d86f2d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙羅 | 作成日時:2020年10月25日 22時

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