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no side





『木兎さんと京治にはまず音声をお願いします。
こう……油断させる会話を……』


「普段通りに会話すれば良い?」


『そう!録音して色んな方向から流すの。
で、木兎さんは背後からドーン。』


「ぶつかって良いのか?」


『お触り禁止です。』←


「オサワリ……」


『声でいきましょう木兎さん。
ワッ!!ってやっちゃって下さい。』


「分かった!」


『京治はさっきのコンニャクをぜひ。』


「任せて。」





オネシャス!!!と敬礼するAの肩を黒尾が叩く。





「おじょーさん俺は?無職?」


『テツはね……コレです!!』


「風船と布?」


『風船を頭のところに置いて割る!
頭は下げといてね。頭が消えたように見せるの!』


「怖っ。」





Aは黒尾に風船と針と布を渡す。

黒尾はそれらを受け取って準備する。





「Aさんは何するんスか?」


『私?私は木の上から逆さまに出てくるの。』


「「「!?」」」





Aはケラケラと笑う。





『足を枝に引っ掛けて宙ぶらりんってな。』


「気を付けろよ?」


『合点承知之助!』





Aは腕時計を確認して

皆を配置に着くように促していく。





『この綿密に用意された恐怖を受けられる
ラッキーボーイズは"木葉・猿杙・小見チーム"さ!』


「A先輩キャラどうしたんですか。」


『それは言わないお約束さツッキー!』


「ツッキーやめて下さい。」





Aはウキウキしながら木に登り

持ち場に着き隠れる月島達を確認する。


.



それから数分後。

木葉達がおっかなびっくり歩いて来た。






「うわ〜……マジで不気味なんですけど……?」


「雰囲気あるね〜」


「まだ出て来ないっぽいな。」





そんな3人の背後でコンニャクが揺れる。

トップバッターは赤葦のコンニャクだ。





音もなくコンニャクが向かう先は

最後尾を歩く小見の首。





「う"わっ!冷たっ!!」





赤葦がすぐに糸を引っ張ったので

コンニャクは暗闇に紛れて見えなくなった。





「な、何が当たったんだ!?」


「き、気のせいだろ……」


「とりあえず進もっか、」





先に進む木葉達を見届けた赤葦は

すぐに録音音声を流すため移動した。

3→←1



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シマエナガ - めっちゃ面白いです!これからも執筆頑張ってください!応援してます! (4月11日 16時) (レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
sky☆ - この話大好きです!これからも応援します! (2022年4月20日 23時) (レス) @page18 id: 9b1daafc8e (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ひにゃ。さん» コメントありがとうございます!全力で挑んで来ます!応援嬉しいですっ!頑張ります! (2020年9月23日 20時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - さっちゃんさん» コメントありがとうございます!頑張って更新しますので楽しんで頂けたら幸いです…!! (2020年9月23日 20時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ひにゃ。(プロフ) - 受験頑張ってください...!応援しています...! (2020年9月23日 18時) (レス) id: 53ba08356b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:沙羅 | 作成日時:2020年9月7日 18時

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