2 ページ7
no side
『木兎さんと京治にはまず音声をお願いします。
こう……油断させる会話を……』
「普段通りに会話すれば良い?」
『そう!録音して色んな方向から流すの。
で、木兎さんは背後からドーン。』
「ぶつかって良いのか?」
『お触り禁止です。』←
「オサワリ……」
『声でいきましょう木兎さん。
ワッ!!ってやっちゃって下さい。』
「分かった!」
『京治はさっきのコンニャクをぜひ。』
「任せて。」
オネシャス!!!と敬礼するAの肩を黒尾が叩く。
「おじょーさん俺は?無職?」
『テツはね……コレです!!』
「風船と布?」
『風船を頭のところに置いて割る!
頭は下げといてね。頭が消えたように見せるの!』
「怖っ。」
Aは黒尾に風船と針と布を渡す。
黒尾はそれらを受け取って準備する。
「Aさんは何するんスか?」
『私?私は木の上から逆さまに出てくるの。』
「「「!?」」」
Aはケラケラと笑う。
『足を枝に引っ掛けて宙ぶらりんってな。』
「気を付けろよ?」
『合点承知之助!』
Aは腕時計を確認して
皆を配置に着くように促していく。
『この綿密に用意された恐怖を受けられる
ラッキーボーイズは"木葉・猿杙・小見チーム"さ!』
「A先輩キャラどうしたんですか。」
『それは言わないお約束さツッキー!』
「ツッキーやめて下さい。」
Aはウキウキしながら木に登り
持ち場に着き隠れる月島達を確認する。
.
それから数分後。
木葉達がおっかなびっくり歩いて来た。
「うわ〜……マジで不気味なんですけど……?」
「雰囲気あるね〜」
「まだ出て来ないっぽいな。」
そんな3人の背後でコンニャクが揺れる。
トップバッターは赤葦のコンニャクだ。
音もなくコンニャクが向かう先は
最後尾を歩く小見の首。
「う"わっ!冷たっ!!」
赤葦がすぐに糸を引っ張ったので
コンニャクは暗闇に紛れて見えなくなった。
「な、何が当たったんだ!?」
「き、気のせいだろ……」
「とりあえず進もっか、」
先に進む木葉達を見届けた赤葦は
すぐに録音音声を流すため移動した。
654人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シマエナガ - めっちゃ面白いです!これからも執筆頑張ってください!応援してます! (4月11日 16時) (レス) id: 781c1cc313 (このIDを非表示/違反報告)
sky☆ - この話大好きです!これからも応援します! (2022年4月20日 23時) (レス) @page18 id: 9b1daafc8e (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ひにゃ。さん» コメントありがとうございます!全力で挑んで来ます!応援嬉しいですっ!頑張ります! (2020年9月23日 20時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - さっちゃんさん» コメントありがとうございます!頑張って更新しますので楽しんで頂けたら幸いです…!! (2020年9月23日 20時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ひにゃ。(プロフ) - 受験頑張ってください...!応援しています...! (2020年9月23日 18時) (レス) id: 53ba08356b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:沙羅 | 作成日時:2020年9月7日 18時