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no side
「僕まだ若くて発展途上なんですよ！
筋力も身長も、まだまだこれからなんで。」
「んぁ！？」
そう言う月島に黒尾はニヤリと笑う。
「悠長なこと言ってると、あのチビちゃんに
いいとこ全部持ってかれんじゃねぇの？
同じポジションだろ？」
『！』
月島が数秒黙ってしまう。
「……それは仕方ないんじゃないですかねぇ。
日向と僕じゃ元の才能が違いますからね。」
ニコッと笑う月島。
その時ちょうど体育館に音駒の部員が集結する。
……その中には姫野の姿もある。
「じゃあ僕、お役御免っぽいんで失礼します。」
「あ、おい！」
「何か地雷踏んだんじゃないすか。黒尾さん。」
「え、」
「おっこらした〜」
『ふんっ。』
「痛っ、」
『ばか。』
A渾身の肘打ちが黒尾の横腹を襲う。←
「大失敗じゃん。挑発上手の黒尾くん？」
「いや……だって思わないだろ……」
「何を？」
そう言って黒尾は話し出す。
「烏野のチビちゃんは確かに得体が知れないし
脅威だけど、技術も経験もヒヨコだろ。
それにあの身長だし。
それをあの身長も頭脳も持ち合わせてるメガネ君が
チビちゃんを対等どころか敵わない存在として
見てるなんてさ。」
『……何か、あったのかもしれないね。』
「……何かって？」
『それには私達は干渉しちゃ駄目だよ。
そこは月島くん自身の問題。』
Aは真剣な顔で言う。
「えー……」
『私達に出来るのは
いかにバレーが楽しいか教える位デショ。』
「！」
『ま、とりあえず練習しましょ。
今日まとめたノート見ます？黒尾センパイ。』
「……！おう！」
ひら、と取り出したノート。
黒尾それを見ながら練習を始める。
「てつろーせんぱぁい！！」
「ぅおっ！姫野か。どうした？」
「愛華、ボール投げましょうかっ？」
「あ〜……でもボールはAが……」
「……分かりました！あっ……でも谷地さんが
A先輩のこと探してた気が……
第１体育館……だったかなぁ？」
『！……そうなの？なら行った方が良いかな、』
Aは持っていたボールを黒尾に渡し
体育館の入口に向かう。
その後ろを姫野がなぜか追いかけた。
「A先輩っタオル忘れてますよぉ！」
『え、でも戻って来るし……』
「……何言ってるんですか？
先輩は戻って来なくて良いんですよ。」
『……！片付けの時は流石に戻るからね。』
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沙羅(プロフ) - ★さん» コメント、ご意見ありがとうございます。典型的な悪女を出して対立させたかったので登場させました。そう思われないよう、今後は気を付けて書いていきたいと思います。参考になるご意見をありがとうございました。 (2021年7月7日 1時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
★ - 姫野？ってキャラいる？いなくても話成り立つしむしろいることによって今までの面白さが無くなって残念です。 (2021年7月6日 22時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - ひにゃ。さん» コメントありがとうございます！皆様の応援のおかげで書いてくることが出来ました…！！本当にありがとうございます！入試、頑張ってきます！！ (2020年9月3日 7時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
ひにゃ。(プロフ) - 続編おめでとうございます…！受験生にもかかわらず、更新して下さった主様は神です…！入試頑張ってください…！東京から応援しています…！主様が志望校に受かりますように…！ (2020年9月2日 22時) (レス) id: b37bb85b42 (このIDを非表示/違反報告)
善(プロフ) - 何となく方言わかった。だらー。 (2020年8月31日 23時) (レス) id: e2382ac4cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2020年8月10日 21時
