幼馴染は実力派【ハイキュー!!】【音駒】

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貴女side





翌日の朝練に姫野さんはいない。

……初日ですよ？？





「朝練の時間は伝えたんだけどなあ……」


「本当かよ？」


「え、夜っくん疑ってるの！？」


「姫野やる気ありそうだったし
伝え忘れなきゃ初日から遅刻とか無くね？」


「う"……言ったと思うけど……」





そもそも部活終わりに朝練あるって言ったし

分かってたと思いますけどね。





来るとは思ってないけど！！！←

こんなこたぁ想定内ですとも！！！





『うっかり八○衛さんかもですね！』←


「水戸○門じゃねぇか。」


『よっ御隠居！練習始めましょうぜ！』←


「隠居してねーって。
……まぁしょうがねぇか。練習始めんぞお前ら！」





朝練はドリンク作りがない。

使ったタオルなんかを洗濯するのがマネの仕事。



朝のうちに洗濯機を回して

昼休みに干しに行くから意外と大変。



……姫野さん昼は来るかな。

そんな事を考えながら干してあったビブスを取り込み

テキパキと畳んでいく。





「ごめんなさぁい！遅れちゃいましたっ！」


「あー……おう。
えっと…一応確認だけど俺、時間伝えた…よな？」


「ぅ……はぃ……
実わ、目覚ましが鳴らなくて寝坊しちゃって……」


「そっか……まぁ初日だし仕方ないな。
次は気を付けてな。」


「はぃ！」




そんな声が体育館の入口から響く。




急いで来た風の姫野さんだけど

メイクばっちりだし髪も巻いてるし……

随分と時間に余裕はあったみたいですね！(笑顔)





「A先輩っ遅れてごめんなさぃ！
何をすればいいですか？」


『うん。次は頑張って早く来てね。
じゃあビブスをしまう場所を覚えて貰えるかな。
色ごとでまとめて──────』





そう言えばサラッと名前で呼ばれてるけど

後輩ってそういうものなのかな？

いや、別に良いんだけど。





あとテツ達から見えない所に来たからって

笑顔を崩すのは怖いです。





「はい分かりましたっ！
…………てなワケでしまっといて下さいね〜」


『え"……
いや、ビブス軽いし手荒れもしないから
姫野さんにも少し手伝って欲しいんだけど……』





はい出た！！自己中なお姫様発言！！！

ビブス軽いじゃん！！洗濯したし綺麗じゃん！！





「……何ですか、愛華に労働させるんですか？
愛華はお姫様なんですよ。
お姫様は労働しないんです。」





お 姫 様 。

一人称は迷子だしこりゃ大草原不可避ですな！！←

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