15話 ページ34
no side
日付が変わって翌日。
……の帰りのSHR。
「んじゃSHR終わり。
……っと待った、水瀬。お前は挨拶の後残れ。」
『は?』←
「面談するって言ったろ。」
『は?GW前じゃないですかそれ。嫌です。』←
真顔でそう言いつつ、
Aは前の席である福永に耳打ちする。
あ、ちなみに席は廊下側の一番後ろです。←
『招平、荷物頼んでいい?』
「(コクリ)」
『部室に放り込んどいて良いから。』
「(コクリ)」
「きりーつ、さようならー」
日直の号令で挨拶するや否や、
Aは凄い速さで廊下に飛び出す。
「ぬぁっ!?おいコラ水瀬!!!逃げんな!!」
『何言われても私の気持ちは変わりませーん!!』
「それを話すんじゃコラァァ!!」
階段の一番上から踊り場まで飛び降りたAは
速度を緩めることなく駆け抜ける。
「お?A何してんの?」
『ごめんテツ、部活遅れそう。』
「おう?」
「黒尾!!水瀬止めろ!!」
「えっ、」
黒尾が慌ててAを見るも
もうAは廊下を駆け抜け曲がるところだった。
「……速すぎだろ。」
「廊下を走るんじゃねえぇぇぇ!!」
担任も大急ぎで後を追う。
お前も走るなよって言葉は飲み込もう。←
『勘弁してよ先生!私悪いことしてない!』
「だから!理由をちゃんと!話せ!!」
『…………そのまんまです。』
ピタ、と止まったAは静かな声で呟く。
担任も立ち止まりAを見る。
Aの目は真剣で、強い意志が見て取れた。
.
『………私は、卒業したら、
海外のバレーボール養成スクールに行きます。』
434人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅(プロフ) - 分かりました!ありがとうございます!続編も楽しく読ませていただきます!これからも無理しないで頑張ってください! (2020年8月11日 10時) (レス) id: 5c635e6563 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅 - 紅さん» 別垢からの返信ですみません。初コメントありがとうございます!!申し訳ありません!!何のミスかやらかしました!!きちんと公開し直したのでお時間ある時にぜひ見てみて下さい!!続編の方でも、どうぞよろしくお願いします!!! (2020年8月10日 23時) (レス) id: d122e1271c (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - それと大変申し訳ないのですが、私の家Twitterが禁止されていてパスワードが分からないのですが、教えていただけないでしょうか。無茶なお願いと長々としたコメントすみません。 (2020年8月10日 22時) (レス) id: 5c635e6563 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 初コメ失礼します!続編のお知らせページの夢主と木兎さんの会話とその後のページの夢主と木兎さんの会話が可愛すぎます!可愛いが渋滞してました!最高です!続編も楽しみにしていますね! (2020年8月10日 22時) (レス) id: 5c635e6563 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - Rさん» コメントありがとうございます!正直、行き当たりばったりで書いてます()どうなるか分かりませんが頑張ります()どうぞ応援よろしくお願い致します!!(?) (2020年7月26日 12時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:沙羅 | 作成日時:2020年5月23日 21時