幼馴染は頑張る【ハイキュー!!】【音駒】

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貴女side




次の試合もリエーフは活躍していた。

レシーブも頑張ってた。





で、今は烏野をお見送りするところ。





猫又監督は体育館前の廊下で

武ちゃん先生と烏養コーチと話してるみたいだ。






「つーか今更だけど……
そっちも３年全員残ったんだな。」


「おう。
そっちは２日目に去年の優勝校と当たったんだろ？
インターハイ予選。日向に聞いた。」



「ああ……ベスト8止まりだ。」


「東京都のベスト8とか凄ぇな。」


「勝ち残んなきゃ意味ねえよ。」


「……そうだな。」






そんな会話が聞こえて思わず拳に力が入る。






私もまだまだだ。もっと頑張んなきゃ。






自分もバレーはしたい。でも今はマネージャーだ。

あと約２年、ちゃんとやり切る。






「Aちゃん、お疲れ様。」


「おっ、お世話になりましたっ！！」


『あっ！潔子さん、谷地ちゃん！お疲れ様でした！
今回はあんまり話せませんでしたね……
次の合宿では沢山お話しましょうね！！』





そう言えば笑顔で頷いてくれる潔子さん。

やだ素敵。女神スマイル頂きました。


谷地ちゃんはまだ緊張してるみたいだったけど

いい子なのに変わりはないな。うん。





「あっあの、水瀬先輩！！
バ、バレーをしていらっしゃったのは
本当なのでござりますか！？」←


『！？
ほ、本当なのでござります！！』←





谷地ちゃん面白い子だなあ！！！

武士！？武士なのかな！？





「ひ、日向から聞いたんですけど……
それで、私もちょっとだけ調べてみたんです！

ﾊｯ!!勝手に人様の事を調べた私は犯罪者！？！？
つ、捕まって拘置所行き！？
弁解の余地はないってﾀﾋ刑宣告される！？」



『お、落ち着いて谷地ちゃん！
大丈夫！大丈夫だから！捕まらないよ！！』



「ﾋｪｪｯす、すみません！！」





とんでもない想像力の持ち主だ。(真顔)





「あの、それで……
ちゅ、中学の試合を皆で見させて頂きまして！」


「もしかして１年が部室で集まってたやつ？」


「はい！その……それを見てから
バレーを知らない私如きが烏滸がましいのですが……
同じ女性の水瀬先輩がカッコよくて！！」


『やだ嬉しい。』←


「い、いつか生で
水瀬先輩のバレーを見たいな、と！！」





顔を赤くして元気に言い切る谷地ちゃん。

何この可愛い生き物。

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