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no side
「写真部時期部長、
そしてコンテスト優勝常連の私が撮ったこの写真、
出来栄えは保証するよ?」
『いやいやいや、そうじゃなくて。
何で澤村さんに送る必要があるんだい??』
「えー?それはまあ……お礼でしょ。
水瀬的に神ってる写真が送られてきたんだから。」
『……確かに?』
神妙な面持ちで頷くAに
バレー部は遠藤の説得に及ぶ。
「ちょいちょい、遠藤さんだっけ?
うちのマネージャー売りさばかれるの困るんだけど、」
「黒尾先輩にも売りましょうか?♡」
「……ぐっ……お願いします……」←
「テメェもか!!」
夜久の回し蹴りが炸裂した。
「ってか他校の野郎に写真なんて送るなよな。
そんなに話したことも無いだろ?」
『週末はよくLIMEしますけど……』
「ッ……だとしても、だ!
相手は男なんだから軽々しく送っちゃダメだ!」
『お母さん……?』
夜久との話に夢中になっていたA。
スマホへの注意が疎かになっていた。
「はーい送信♡」
「「『え、』」」
「とりあえずこのスガさんって人に送ったから。
黒尾先輩達も頑張って下さいね♡」
Aのスマホの画面には
すでに送信された写真。既読もついていた。
『いやぁぁぁぁ!?!?』
「ほーら水瀬〜そろそろ戻るよ〜」
『おまっ……遠藤、おまえ……!!!』
「良いじゃないの。減るもんじゃないし。
また激辛味噌豆腐とか奢ってあげるから。」
『ッ……2個で許す。』
「おっけー。」
「「いや軽すぎ!?」」
大人しくなったAを連れて
教室に戻って行く遠藤。
純粋な1年生達も解散していった。
『てか遠藤、何でテツ達に頑張れって言ったの?』
「アンタそれ素?」
『え?何が?』
「……こりゃ苦労するわ。ご愁傷さまです。」
『誰が?痛っ!!ちょ、何で叩いた!?』
「皆の分。」
『!?』
黒尾達が恋愛感情かどうかは別として
Aを好きであるのをAは知らない。
クラスメイトですら察したのに。
「ま、それが水瀬のいい所ってね。」
『どゆこと。』
「水瀬は知らなくていいの!」
『なにゆえ!!!』
──────
再びin烏野
「うぉぉ……」
「今度はどうした。」
「また青い鳥?」
「LIME……」
見せた画面には例のAの写真。
顔を見合せた3人。
さすが3年生。(?)
無言で写真がシェアされた。
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沙羅(プロフ) - 紗奈さん» コメントありがとうございます!頑張って書かせて頂きますっ!!駄作ですが、よろしくお願いします!! (2020年5月15日 19時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
紗奈 - 面白いです!最新楽しみにしてます!!! (2020年5月11日 23時) (レス) id: fdb9b132f1 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - みつさん» コメントありがとうございます!そう言って貰えるとさらに励みになります!全力で頑張りますので、今後もどうぞよろしくお願いします!! (2020年5月7日 11時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
みつ - 本当に面白い。読んでて楽しかったです。次に次にと読みたくなりました。また、楽しみにしてます。 (2020年5月7日 8時) (レス) id: e09414f65d (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - れんげさん» コメントありがとうございます!そ、そそそそんな滅相もない!!読みやすいなんて嬉し過ぎます……!!ありがとうございます頑張ります!!どうぞ今後もよろしくお願いします! (2020年5月3日 18時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2020年5月1日 20時