肆 ページ6
炭治郎side
「お、俺達の名前……知ってるんですか?」
『知ってるとも』
ニコニコと優しい笑顔を浮かべる……男性?
いや……この匂いは女性なのか……?
『……で、何でこんな所に止まってんの?
グズグズしてると鬼に逃げられるぞ』
え、急に怖い!!
笑顔がスっと消えたんだけど!?
『!』
「!」
不意に山から異常な匂いが届く。
俺も、この人も同時に反応した。
「え?何?どうしたの?ねえ、」
「何だこの臭い」
『うわぁ……こりゃまた大物かぁ……』
俺は思わず走り出した。
後ろに伊之助がついてくるのが分かった。
炭治郎side終わり
.
「炭治郎!ちょっと!やだ!俺を一人にしないで!」
『おーおー……元気だねぇ』
Aは善逸の隣に立つ。
『善逸君、追いかけよう』
「アンタはなんなんだよぉ!!
名前も分かんないイケメンがぁぁぁ!!!」
『あ、樹ノ守A。よろしく』
「どうも!?!?」
ヤケクソで走り出す善逸。
それと楽しそうに並走するA。
.
しばらく走ると立ち止まる炭治郎達と合流する。
「隊服を着てる、鬼殺隊員だ!何かあったんだ!」
視線の先には倒れる鬼殺隊員。
『糸、』
そう言いかけたA。
その瞬間、鬼殺隊員の少年は空中を舞う。
「繋がっていた!俺にも!助けてくれぇえ!」
その少年が山の中へ引きずり込まれる様に消えた後
再び異臭が炭治郎やAの鼻をつく。
「……俺は行く」
「俺が先に行く。お前はガクガク震えながら
後ろを着いてきな。……腹が減るぜ」
「"腕がなる"だろ……」
座り込んだ善逸がそっと突っ込む。
「ハッハァ!!」
元気よく声をあげた伊之助は走り出す。
炭治郎もその後を追った。
『……行かないの?』
「怖いんだよ……!俺にはあんな勇気は無い!」
Aは善逸の横に座る。
『……まあ最初は怖いよねぇ』
「A……だっけ?アンタは何者なんだよ……」
そういう善逸の肩に手を置くA。
『君の一回り年上の
「…………はぁ!?!?女の人?!」
バッと立ち上がると善逸はAの顔をよく見る。
「言われてみれば……睫毛とか長いし…
"音"も男より優しいとこがある……!!!」
『ほぉ……音、ねぇ』
楽しそうに微笑むA。
その手を勢いよく握る善逸。
「俺と結婚して下さい!!!」
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沙羅(プロフ) - アリスさん» コメントありがとうございます!!宇髄さんカッコイイですよね……!!もっとカッコイイ宇髄さんを書けるよう頑張りますので、ぜひ続編の方もよろしくお願いしますー!! (2020年1月30日 21時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - コメント失礼します!宇髄さんは私の推しなので、すんごいかっこいいなあ…。とか思いながら見てます!頑張ってください! (2020年1月30日 21時) (レス) id: 4db94b3ad0 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - めぐちゃんさん» コメントありがとうございますっれ分かります…宇髄さんカッコイイですよね!もっと夢主を素敵な女性に書けるよう、頑張りますね! (2020年1月11日 14時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
めぐちゃん - コメント失礼します!!宇髄さんはカッコいいし夢主ちゃんもかわカッコよくて面白いです。頑張って下さい! (2020年1月11日 0時) (レス) id: 0087c5132c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:沙羅 | 作成日時:2019年12月29日 21時