師範を嫁にしたい【鬼滅の刃】【宇髄天元】

廿壱 ページ23

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「鬼が何だって坊主」




胡蝶を無視して不死川は続ける。




「鬼殺隊として人を守る為に戦える？
そんな事はなァ……」




日輪刀に手をかける不死川。




さっきからビキビキ音がする。

勿論、音の発生源は師範だけどな。←

かなり怒ってらっしゃる。おー怖。




「有り得ねェんだよ馬鹿が！！」




そのまま勢いよく刀を抜き箱に向けて突き刺した。

箱からは刀に沿って血が吹きでる。




それを見た件の隊員は隠を振り切って走った。




「俺の妹を傷つける奴は
柱だろうが何だろうが許さない！！」




まだ挑発する不死川に飛び込む隊員。




「やめろ！もうすぐお館様がいらっしゃるぞ！」




冨岡の制止も虚しく隊員は不死川の刀をかわし

不死川の頭上まで跳躍する。




……派手に跳ぶなぁ。やるじゃねぇか。




ゴッ、とド派手に鈍い音がして

不死川は箱を手放し地面に倒れ込む。




「ﾌｯ……すみません……」




吹き出した甘露寺を思わず皆で見た。←




「善良な鬼と悪い鬼の区別もつかないなら
柱なんて辞めてしまえ！！」

「テメェ……ぶっ殺してやる」




少し離れたところで師範が一歩、踏み出そうとする。

が、何故か踏みとどまって身体の向きを変えた。





「「お館様の御成です」」




その言葉に我に返る。

師範は既に跪いていた。









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「よく来たね。私の可愛い子ども達」

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