師範を嫁にしたい【鬼滅の刃】【宇髄天元】

廿玖 ページ31

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『…………買い被りすぎですよ』




師範がそう言う。




師範が鬼殺隊を辞めたい訳じゃないのは

ここにいる全員がわかっている。

だから誰も咎めない。




師範は自分が柱でもないのに

柱の中に居るのに後ろめたさを感じている。




柱を辞める、と言ったのにも関わらず

まだ柱合会議に出ても良いのか、と。




あと年齢。まだまだ若いのに気にしてる。

地味な悩みだぜ！！





だから大体は俺が──────





「鬼殺隊を辞めたら俺の勝ちですね師範」

『あ"？？』





こう言って師範の気を引く。

胡蝶が面白そうに笑うのが見えた。




「師範が辞めたら俺の方が派手に強くなる。
つまり師範は弟子の俺に負けたことになる！」




こんな子どもみたいな理屈。

普通は相手にしないと思うだろ？





『ｯ……いい、度胸じゃねぇか音柱さんよ……』





師範は売られた喧嘩を買う人だから

まあノってくれる。





悲鳴嶼さんなんかに聞いてみると

昔より大分、いやかなり丸くなってるらしい。





「じゃあ鬼殺隊、続けるよな？」

『ｯ……続けるし……！！』





師範はどこか子どもらしい所がある。

お館様の話では"反動"らしい。





「ありがとう。A、天元」





お館様が微笑んで話を始める。

師範は腑に落ちない顔で首を傾げていた。









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『あれ……？何でこうなった……？？』←















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………………ド派手に師範の性格のせいだな。

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