No.２１９ ページ44
no side
「尚 "個性"の伸びや技の性質に合わせて
コスチュームの改良も並行して考えていくように。
プルスウルトラの精神で乗り越えろ。
準備はいいか？」
「「「─────…ワクワクしてきたぁ！！」」」
気合いの入ったＡ組一同。
緑谷は困った顔をして腕を見つめた。
.
全員にエクトプラズムが１人づつ付き、
各自訓練を始めていく。
『…………』
「ドウシタ？」
Aは手のひらを見ながら立っていた。
『……いくつか、考えてた事はあります。』
「ホゥ？」
『私の"個性"は炎を身にまとう。
炎の一部に触れてさえいれば何でも出来る。
ただ自分から生み出される炎でしか試した事が無い。
それでまず１つ。
２つ目、炎との同一化の応用を試したい。
本当は合宿で完成させるつもりだった。』
「ナルホド。デハ、１ツヅツ試シテ行コウ。」
『……はい。』
なぜか浮かない顔をするA。
エクトプラズムも少し首を傾げつつ開始を促した。
『焦凍。』
「！ 何だ？」
『練習中にごめんね。
１回だけ思いっきり炎向けて欲しいの。』
「……？分かった。大丈夫なのか？」
『多分。』
隣のスペースに居た轟に声をかけるA。
轟は左腕を構える。
「……行くぞ。」
『うん……！』
ゴウ、と勢いよく噴射される炎。
炎は一直線にAを目掛けて伸びる。
『ｯ……』
両手を伸ばして炎を待ち受けるA。
そして手に触れた瞬間に両手を思い切り振り上げた。
「「！」」
轟の炎はAの手の動きに誘導された様に
弧を描いてAの腕で渦を巻く。
『出来た……！！熱く、ない……！』
「俺の炎を自分のものにしたのか……！」
「見事ダ、不知火サン。」
目をキラキラとさせて喜ぶA。
エクトプラズムも少しホッとした。
『ありがとう焦凍。』
「ああ。」
轟に礼を言ったAは
もう一度、勢いよく炎を生み出してまとう。
「先程ノ技ハ何トイウ名前ニスル？」
『……"
「火災現場ナドデ役立チソウダナ。」
うんうん、と頷くエクトプラズム。
Aは少しだけ嬉しそうに笑う。
『じゃあ、次の試したい事、いい？』
「モチロン。」
Aは炎を羽根のように変化させた。
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沙羅(プロフ) - 美貴さん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉を頂けて本当に嬉しいです…！時間が出来たら更新していきますので、どうぞこれからもよろしくお願いします！！ (2020年10月9日 21時) (
レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
美貴(プロフ) - 早く続きが読みたくなりました。応援してます。頑張って下さい。 (2020年10月9日 20時) (レス) id: 0d75d28fd3 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - 史織さん» コメントありがとうございます！優しい皆様のお陰でここまで続けられています…！！受験を控えてはおりますが、何とか更新していきたいと思いますので！！どうぞ今後もよろしくお願いします！！ (2020年8月8日 12時) (レス) id: 1f154ecd75 (このIDを非表示/違反報告)
史織(プロフ) - このお話のシリーズ、大好きです！応援してます！更新頑張ってください！楽しみにしてます！！！ (2020年8月8日 1時) (レス) id: b3e12da95e (このIDを非表示/違反報告)
莉紗 - 夢主ちゃん反応がかわいい！ (2020年7月29日 17時) (レス) id: e49fcaed15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅
| 作成日時：2019年12月9日 21時
